【オリコンニュース】
『何食べ』放送中なのにロス蔓延
 西島秀俊&内野聖陽がダブル主演する、ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系/金曜24:12)が依然として好調だ。深夜帯にもかかわらず平均視聴率は3%台(ビデオリサーチ調べ/関東地区)をキープし、「ネットもテレ東」の見逃し配信では同局として過去最高の再生数を記録。異例の人気を受け、6月13日からは東京・渋谷のGALLERY X BY PARCOでドラマの世界観を再現した展覧会もスタートした。引き続き、満足度も高水準で推移しており、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』によるドラマ満足度調査「オリコン ドラマバリュー」の最新データでは、シロさん(西島)がケンジ(内野)に指輪を贈った9話が100Pt満点中96Ptを獲得。スポーツ中継のため1週休みを挟んでの放送となったが、6話に続き自己最高タイの高満足度を記録した。

【写真】2人の食卓に針ネズミTシャツも! 話題の『きのう何食べた?』展に潜入

◆改めて互いの大切さを認識しあった第9話、指輪を渡すシーンに涙した視聴者多数

 同ドラマは、『西洋骨董洋菓子店』(新書館)や『大奥』(白泉社)で知られる漫画家・よしながふみ氏の同名コミックを原作に、2LDKの部屋で2人暮らしをする男性カップルのシロさんとケンジのほろ苦くも温かい毎日、そして月2万5000円の中でやりくりされる日々の食卓を描いた物語。ドラマバリューでは、第1話目から100Pt満点中86Ptという高満足度を獲得し、2話目以降90Pt台をキープ。第6話と9話で記録した満足度96Pt、また平均満足度93.7Pt(第9話時点)という数字は、現時点で春ドラマNo.1となっている。

 第9話は、同期の結婚パーティーに出席したシロさんが、周囲の女性たちから猛アピールされたことがきっかけで“自分の身を守る結界”が欲しいがために、ケンジに「指輪買ってやろうか?」と提案。ケンジは“不順な動機”にふくれっ面を見せるも、シロさんとお揃いの指輪が付けられることに大喜び。カップルを結ぶ象徴とも言える「指輪」にまつわるやり取りを通して、改めてシロさんとケンジがお互いの大切さや愛情を認識し合うというストーリーが展開された。

◆「ずっと見届けていたくなる」シロさん、ケンジが放つ不思議な魅力

 2人の想いが見え隠れする展開に感情を揺さぶられた人が多く、視聴者からは「思いやりに溢れた内容で感動した」(40代男性/福岡)、「やさしさ、思いやりに満ちている内容で心温まった」(40代女性/京都)、「主演2人の演技、雰囲気が絶妙で心地よかった。LGBTをここまでさりげなく温かみのある作品に仕上げているのは見事としか言いようがない」(50代女性/千葉)、「言葉にできないような温かな気持ちになった」(20代女性/東京)とのコメントが多数。

 特にシロさんが部屋で指輪を渡すシーンは、「指輪を渡されたケンジが、シロさんに『大事にする』と言うシーンがとても良かった。2人の未来が感じられて胸がいっぱいになった」(20代女性/東京)、「西島さんと内野さんの自然でありながら、熱のこもった演技が最高。指輪を渡すシーンは涙なしには観られなかった」(30代女性/東京)、「指輪を前にシロさんとケンジが語り合うシーンに涙した」(40代女性/神奈川)と、目頭を熱くした人が多かったようだ。

 劇的な展開はなくとも、「大切なことを教えてくれるドラマ」(50代女性/大阪)として支持されている同作。終盤を迎え、「もうすぐ終わってしまうのが寂しすぎる」(40代男性/東京)、「終わってほしくない!2人の生活をずっと見届けていたくなるような気持ち」(30代女性/東京)、「できればシリーズ化してほしい」(40代男性/千葉)、「ぜひとも続編を放送してほしい」(20代女性/神奈川)というように、早くも終了を惜しむ声や続編に期待する声がほうぼうから聞かれている。

●オリコン ドラマバリューとは
オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1~20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。

(提供:オリコン)
『きのう何食べた?』はドラマ満足度も絶好調! (C)「きのう何食べた?」製作委員会
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