【オリコンニュース】
小学館、メタバース領域に本格参入
 小学館は6月30日、オンラインで会見を行い、創立100周年を記念して、メタバース領域に本格参入すると発表した。

【画像】『S-PACE』内にあるブックカフェ

 同社の相賀信宏社長「昨今、新たな可能性を秘めた世界が想像できるようになりました。可能性を信じて、期待して、楽しんでいきたいという思いがあります。読者とこれまで以上に幅広くつながっていきたいと思っており、挑戦してまいります」と決意を表明。

 新たに誕生するVR空間の名称は「S-PACE(スペース)」(8月公開予定)。この日の会見では、同空間に場所を移し、相賀社長もアバターになって説明を行っていった。「現実の世界では体験しにくいことでも可能にいたします。人気コンテンツのVR施設などを用意し、好きなキャラクターと遭遇し、話しかけられる」などの構想を披露した。

 その上で「0の気持ちで挑む構想となります。紙から、WEB・デジタルへと広がっていく、その変化において、我々は場のメディア化という考え方を重視しております。昨今、VRといった仮想世界との行き来が可能となり、新たな挑戦は、場のメディア化という概念を拡張していくことです。フィジカルからデジタルまで、現実から仮想まで、縦横無尽に広がるメディアを目指します」と言葉に力を込めていた。

 イメージ映像では、空間内にコナンが登場してきたり、同社の雑誌が並ぶ様子が公開された。「S-PACE(スペース)」の利用は無料でできるが、アーティストのライブなどの特別なコンテンツは課金対象となる。

(提供:オリコン)
小学館VR空間『S-PACE(スペース)』に現れる名探偵コナン
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