【オリコンニュース】
『僕愛』『君愛』キャスト発表
 TikTokで話題になり累計発行部数28万部を突破した、乙野四文字(おとの・よもじ)の小説が原作の劇場アニメーション『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』(10月7日より2作同日公開)の声のキャストが発表された。

【動画】劇場アニメ『僕愛』『君愛』特報

 両作とも“並行世界”を行き来することができる世界の同じ名前のふたりの少年が、それぞれの世界でひとりの少女と恋に落ちるラブストーリー。前後編でもなく、サイドストーリーでもなく、それぞれの物語が独立しているが、ふたつの世界は絡み合い、交差して、お互いがお互いの世界を支え合っている。観る順番で結末の印象が大きく変わる、斬新な設定が隠されている。

 『僕が愛したすべての君へ』は、松本淳監督、タツノコプロ内の新スタジオレーベルBAKKEN RECORDが制作。『君を愛したひとりの僕へ』は、カサヰケンイチ監督、制作をトムス・エンタテインメントが担当。

 『僕愛』『君愛』の世界での主人公である暦を一人二役で演じるのは、本作が“声優初挑戦”となる、俳優の宮沢氷魚。初主演映画『his』で数々の映画賞を受賞、映画『騙し絵の牙』や現在放送中のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』をはじめ多くの話題作への出演や、「MEN'S NON-NO」の専属モデルとしても活躍している。

 宮沢は「原作も脚本も気づけば何度も読み返すほど面白かった」と本作の魅力を話し、初挑戦のアフレコを終えて、「まず、最初に驚いたのは、映像に合わせてせりふを言うことの難しさです。普段、アニメを観ているときにはその難しさや大変さに全く気づかなかったので、声優さんのすごさを改めて知った気がします」と語っている。

 『僕愛』で暦と恋仲になるヒロイン・和音を演じるのは橋本愛。映画『桐島、部活やめるってよ』や「リトルフォレスト」シリーズ、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』、NHK大河ドラマ『西郷どん』、『青天を衝け』などに出演。アニメ作品への出演経験もある橋本だったが、「初めてではないのですが、アニメーション映画の声のお仕事をずっとやりたかったので、『夢がかなった!』という気持ちになりました。本当にありがたい、と思うと同時に、緊張もかなりしましたし、いろんな世界の和音の心を理解して、体に入れる作業は新鮮でした」とコメント。

 『君愛』で暦と恋仲になるヒロイン・栞を演じるのは蒔田彩珠。『万引き家族』、『朝が来る』などで頭角を表し、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』や、ドラマ『妻、小学生になる。』での存在感は記憶に新しいところ。2度目の声優挑戦となった蒔田は、「また違う作品をやってみたいと思っていたのでとてもうれしかったです。その時は小学生役だったので、大人の役もやってみたいという気持ちもあって、アフレコが始まるのを楽しみにしていました。暦役の宮沢さんと掛け合いができたので、感情の入れ方などは自然に調節することができました」と語っている。

(提供:オリコン)
声の出演(左から)宮沢氷魚、橋本愛、蒔田彩珠=アニメ映画『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』(10月7日より同日公開) (C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会
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