【オリコンニュース】
4代目バチェラー再び旅に出た理由
 Prime Videoの人気婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』シーズン4が、25日(木)の午後10時より配信される。女性たちからそのパートナーの座を争われることとなる“4代目バチェラー”に抜てきされたのは実業家・黄皓(こう・こう)氏。昨年『バチェラー・ジャパン』の男女逆転版である『バチェロレッテ・ジャパン』に参加し、最後の2人に選ばれた。今回、再び、両親から反対されても、番組に参加することを決めた理由、立場が逆転したことで感じた撮影での心境や、「いてくれたことでこの旅を完成できた」という人物への感謝など、ORICON NEWSの動画インタビューで語ってくれた。

【動画】選ぶ側になった悩み明かす…4代目バチェラー・黄皓さんに独占インタビュー

 同番組は、成功を収めた1人の独身男性=バチェラーのたった一人のパートナーの座を勝ち取るために、性格もバックグラウンドも異なる複数名の女性たちが競い合う“婚活サバイバル”。さまざまなシチュエーションで展開されるバチェラーとの非日常的で豪華なデートや、カクテルパーティーなど、種々のイベントを通じて繰り広げられる恋愛の駆け引きや、そこに現れるむき出しの人間ドラマを描いている。今年で日本上陸から記念すべき5周年を迎え、その注目度はシーズンを重ねるごとにあがっている。

 黄皓氏は4ヶ国語をあやつり、複数の会社を経営するなど超ハイスペック男性。だが『バチェロレッテ・ジャパン』では最終候補に残ったものの、惜しくも福田萌子さんから選ばれず…「もう少しやりきれたのではないかという思いがあった。今回の旅の中でやりきったら何が起きるのか、ワクワクを感じたかった、というのもありました」と前回での悔いが今回の旅への参加につながったという。

 「『バチェロレッテ』では得るものは大きかった。福田さんと恋をして、悔しい経験をしたというのも残ったことはもちろん、女性に対してこういうアプローチをするんだ、というのを(勝ち残った)ローズ(當間ローズ)や杉ちゃん(杉田陽平)、他のメンバーから学ぶことができたので、収穫の多い旅に参加できたな、と思っています。僕はポーカーフェイスと言われるけどそんなタイプではないし、感情的になりがちで、割と情熱的な部分もある。

 ただ、杉ちゃんやローズのようにすべてを表に出すのは得意じゃなかった。でも、ああいう伝え方をしないと女性は不安になるんだ、とコミュニケーションの仕方を勉強できました。『バチェロレッテ・ジャパン』に参加しなければ、僕がバチェラーとしてここに立つこともなかったと思います。『バチェロレッテ・ジャパン』があっての今の自分。あの経験がここに結びついたんだと思います」と実感を込めた。

 また、「両親も僕も結婚へのスイッチがもう一度入った。僕は27歳のときに婚約破棄を経験していて、そこからしばらく仕事が忙しいのを言い訳に結婚や恋愛に対してはゆっくり考えようという姿勢だった。ただ、あの旅を通して両親も『やっぱり結婚してほしい』と。普段の生活で『バチェロレッテ・ジャパン』以降、リアルな出会いがなく、ああいう非日常の空間で、フィーリングや結婚するためのハプニングもあり、タイミングもいいと思ったのでこの旅であれば、良いきっかけになるのではないか、と思いました」と参加理由のひとつに。

 だが、両親からは、もう一度旅に参加することに消極的だった。「めちゃくちゃ反対されました。前回、結婚まであと一歩のところまでいきましたし、両親も期待していたんですよ。すばらしい女性とパートナーになれたらいいという期待があった分、結末を残念に思っていて。だからこそ『あなたは地に足をつけて、ちゃんと結婚相手を見つけなさい』と思っていたと思う。旅にもう一度参加するとなった時『本当にあなたに結婚に近づいているの?』と遠ざかるんじゃないかと懐疑的でした。

 ただ、僕がフィーリングもタイミングもハプニングもあるし、こういうきっかけで、結婚することもいいじゃないか、普通に生きてきたら、転勤や妊娠などがきっかけとなって結婚することもあるかもしれないけど『バチェラー・ジャパン』という旅がきっかけになってもいいと、家族のなかで話して『じゃあ、応援するよ』と」と最終的に、背中を押してくれたそう。

 今、旅を終えたことによって「一言、どんな気持ちか聞かれたら『やりきったな、俺』と言いたいです。ただ、この3ヶ月の間、何度もいろんな決断をしてきて、その決断が正しいか、現時点ではわからない。でも死ぬほど苦しんで、死ぬほど悩んだ出した結果だから、この決断が間違いないと強く支えるベースにはなっている。自分の決断が正しかったと、思えるように生きたい。答え合わせはもう少し先になると思います。素直にやりきった、と感情的な満足度はあります」と晴れ晴れとした笑顔をみせた。

■二度の旅を経て発見したパートナーの条件「楽しい時間を共有できる人よりも…」

 バチェラー就任発表はすでに旅(撮影)を終えたあとだったが反響は大きかったよう。「話だけ聞くと、すごくきれいなシンデレラストーリーに見えますけど、僕じゃなくて、杉ちゃんにバチェラーになってほしいという声もあったでしょうし、まだ世の中に出ていないバチェラー像を期待している人もいたと思う。やるとなった以上、僕はここに出るにふさわしい時間をすごしたいと思い、パフォーマンスではなく誠実さや情熱を持って参加できたかな、と思いました」と確かな手応えを感じている。

 さまざななシチュエーションでのデート体験に加えて、女性たちが一人ずつ登場しレッドカーペットの上でバチェラーと初対面するシーンや、女性たちにバラを渡して、もらえなかった女性はその場で敗退となる“ローズセレモニー”、“ローズセレモニー”の前に、女性たちが最後にバチェラーと1対1で話すことができる最後のチャンス“カクテルパーティー”など、シリーズおなじみのイベントではどんなドラマが生まれるのかもみどころになる。

 “選ばれる側”から“選ぶ側”に立ったことで印象深かったことは「一番は束になっているローズを自分でピックアップすることはエモかったです。こうやるんだ…と(笑)。僕は受け取ったことしかなかったので新鮮でした」と挙げる。撮影の過程などを把握している分「初対面は僕の緊張よりも彼女たちを優先したいと思えるくらいの余裕はありました」とする一方で『バチェロレッテ・ジャパン』と比べて「緊張は減ったけどプレッシャーはとてつもない」とも。

 「選ばれる側は“ローズセレモニー”までは努力するけど、セレモニー中は『あと、よろしく』と委ねるだけ(笑)。でも、渡す側は最後の最後まで悩み抜き、自分の選択に責任をもたなければいけないので、そこはやっぱりプレッシャーはありました。お別れを告げる女性に答えや理由を告げないといけない。その言葉ひとつで彼女たちの人生観や考え方に影響をおよぼす大きな場面でもある。ノリでこの人、という瞬間は一度もなく、なぜこの人なのか、理由はなんなのか、と、最後の最後まで悩みました。

 萌子さんがインタビューやスタジオで言っていた『私はこの数ヶ月間、誰よりもみなさんのことを考えていました』という言葉がものすごく腑に落ちました。僕はこの3ヶ月間、参加してくれたみなさんのことを毎日考えて、一人ひとりに対して『なんでこの人はここに来たんだろう』『なにがモチベーションなんだろう』『僕に対してどういう感情なんだろう』…ひたすら考えていました」。

 難しい決断の連続のなかで、助けられたというのが進行役の坂東工氏。『バチェロレッテ・ジャパン』にも出演していた“坂東さん”との再会は「『おかえりなさいませ』と言われて、今度は味方じゃん!と思いました(笑)。前回は萌子さんサイドだったのでなんなら『敵かな?』と思っていたけど今回はめちゃくちゃ寄り添ってくれました。僕は坂東さんがいてくれたことでこの旅を完成できたと言っても過言ではないくらい。心で寄り添ってもらった。坂東さんがいなければ逃げ出していたかも?」と感謝する。

 そんな波乱万丈な2度の旅を経て「結婚したい人や憧れの家族像が変わったかと言われると何も変わっていない。ただ、何を求めるか明確になった気がします。今まではフィーリングが合えばいい、楽しい時間を過ごせたらいいと思っていたのですが、旅のなかでもハードルや、旅が終わってからの世間からの、指摘や苦しい瞬間、自分が事業をやるなかでのハードシングスもあって、今、気付いたことは、楽しい時間を共有できる人よりも苦しいときに側にいてほしい人を選びたいな、とこの1年、2年で思えるようになりました」と大切なことに気付いたという。

 「上は空を突き抜けるほどあがり、下は地面をえぐってブラジルにまで届くのではないかと思うほど、本当に人生で味わったことのない感情の起伏を3ヶ月で繰り返したので、その分、人生に深みが出た。苦しかった分強くなった気がします。それはまるで筋トレのようでした。バチェラーは人生の筋トレですね(笑)」。



(提供:オリコン)
『バチェラー・ジャパン』シーズン4 4代目バチェラー
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