ＳＤＧｓから躍進を遂げた企業として「来ハトメ工業」さんの話が興味深い。環境に対しての会社の取り組みのまとめ役だった石原さんは、「来年、ウチの会社はＳＤＧｓをがんばります！」と、宣言。しかし実はその裏で「ＳＤＧｓなんて、僕、全然わからないんだよね。」という状況。
しかし、公の場での宣言によって引き下がれなくなり、その日からＳＤＧｓの情報収集が始まった。そんな石原さんが行き着いたのは、会社の社員全員に、向こう6ヶ月の目標を立てさせるというもの。禁煙するとか、エコバックを持ち歩くとか、家事を手伝うとか、選挙に行くとか、ゴミを減らすとか。そして、それぞれが提出した様々な目標に対してＳＤＧｓの番号を当てていく。わかったことは、前向きな意志である目標には、必ずいずれかのＳＤＧｓが当てはまる。
人は皆、昨日より今日、今日より明日と、人生を充実させていこうとするけれど、その通りに進めていくことは意外と難しい。そんなときに明確な目標を立てて、それをしっかりと見える化することで、前向きに進んでいくことができるようになる。それを証明してみせたのが、今回の「来ハトメ工業」さんのＳＤＧｓの取り組みで、目標の共有によって、社員のひとりひとりが、生きることに対して、仕事に対して、前向きになることができて、結果的に会社の生産性が高まりましたよっていうハッピーエンドは、想像に難くないのかなと思いませんか。
今回のＳＤＧｓトークは、ＳＤＧｓカードゲームをご紹介させて頂きました。ここまでＳＤＧｓがなかなか面白いものですよってことを伝えるために、いろいろなエピソードを交えてブログを書いてきました。が、やっぱり「わからないよ、ＳＤＧｓ」って方はこのＳＤＧｓカードゲームを通して、ＳＤＧｓを体感しちゃうのがオススメです。与えられた目標に向かって、お金と時間を使ってプロジェクトを達成していく。そうすると、みんなで共有する、世界の「環境・社会・経済」のパロメーターが変化していく。それぞれの資源を、情報共有やコミュニケーションによって動かして、向かうべき方向に向かってパートナーシップを築いていく。自分のアクションひとつが、しっかりと世界と繋がっていて、自分が地球の起点であることに気づきます。ぜひ一度、参加してみて下さい。
群馬県初のＳＤＧｓカードゲームファシリテーターの神戸さん、ありがとうございました！神戸さんは、僕も所属する「ＳＤＧｓぐんま連絡会議」の事務局もされていますので、ぜひご興味ある方は一緒に群馬県のＳＤＧｓを盛り上げていきましょう。番組スポンサーのＲＩＣＯＨさんも入会されてますよ。
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