vol.7 一条工務店群馬「SDGsと自主性」

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つながりはわかっていても、その直接的な影響が目の前には無かったり、すぐには影響が表れてこない、それが環境問題を知らんぷりできてしまう原因の一つだと考えています。しかし、やっているフリ、パフォーマンスが許された段階はとうに通り過ぎました。SDGsは、もはや無視できないところまで来ている環境破壊、気候危機を、経済・社会とのバランスを考えてしっかりと現実的に向き合っていくという意志そのもの。地球に住まわせてもらう人類としての最終手段。これが強制や義務ではなく、「あらゆる目的にかかるそれぞれのステークホルダーが、それぞれの立場でそれぞれのやれることをやれる限り取り組め」という、まさかの自主性に委ねたことに、僕は大きな意味を感じています。 強制や義務に未来はなくて、自主的で主体的で能動的な動きにこそ価値があり、高い生産性が期待でき、それこそが世界が、国が、企業が、僕たちが、SDGsを共通言語として持つ価値だと考えています。そうでないと、この地球にとって我々人類は本当に不必要な存在なのかもしれません。 僕にとってSDGsは、環境を入口にして、僕たちにどう生きるのかってことを問いかけるものだと考え至っています。SDGsは、その人それぞれの答えを導いてくれるものだと思うので、環境問題やビジネスだけにとどまらず、生きる理由を考えるキッカケにもなるかもしれません。 先週の目標は「大切な人に宣言しよう」でした。子どもに、持続可能な未来を宣言してください。ありとあらゆる自分の選択が変わるはずです。 今週の一条工務店群馬さんでは、小さなことから会社の方向に関わるような大きなところまで、社内への周知徹底と消費者に対しての意志表明、ミクロとマクロ、手元とゴール、両輪を意識してSDGsに取り組んでいることがわかりました。すべてがつながっていることを理解しているからこそ、点ではなく面で課題解決に挑むその姿は、企業がSDGsに取り組む理由を十分に体現するものだと思います。生きることに欠かすことのできない衣食住に関わる部分だからこそ、我々一人一人がしっかりと持続可能な選択をしていかなければなりません。

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