vol 25鹿島エレクトロニクス株式会社「大海原で未来を示す羅針盤」

電子機器の受託生産や半導体関連の事業を手掛ける鹿島エレクトロニクスさん。 上記のキャッチコピーを取材の現場で決める際に、いろいろとお話を伺いました。 専門性が高まり複雑化された現代社会の製造業では、外から見ていると、ほんとに何をお仕事にされているかわからない。外部の僕らが分からないならまだしも、大量生産大量消費社会で多岐にわたる製造工程の限られた一部分だけをピンポイントで担当する方は、中の人間であるにも関わらず、自分が何に使うどんな部品を作っているのかわかっていなかったりする。そんでもって、わからなくても全然成立してしまう。それが当たり前の社会です。 それが戦後日本の生産性を支えて、経済大国に押し上げたのはまぎれもない事実です。「ありがとう」が実感できないモノづくりに未来はあるんでしょうか。とんでもない理想論であることは間違いないのですが、少しそこを意識してみませんか?っていうのがSDGsの一面であると思います。 たとえば食パンを作るとする。パン職人は食パンを一斤で売りたい。でも世間のニーズは6枚切りで欲しい。8枚切りで欲しい人もいる。4枚切りも然り。そんな食パンを受け取って、最新の技術で希望する枚数に切り、ラッピングして届ける中間業者に存在価値が生まれる。さらにはそのカット技術を活かして、サンドイッチを作ったりもできる。鹿島エレクトロニクスさんは、この中間業者を半導体に関連したところで担っているんだそうです。 現在地がわかると、見えてくるモノが絶対にあります。だったらこのやり方があるんじゃないか、とか。これが無くなったらあの人が困るのか、じゃあ頑張らなきゃ、とか。やりがい、働きがいっていうのはそういうところから生まれますよね。 そんな視点で、社内の品質向上スローガンの公募企画とかが素敵だなって思いました。金一封が送られるこのコンテスト。お金をゲットしようと思ったら、自分の仕事を見つめて見つめて見つめまくって、本質にアプローチできなきゃ良い句なんか浮かびませんよ。日常の気づきも増えるはずです。 工夫ひとつで見える世界は変わる。あなたが変われば、世界が変わる。 「自動化」「省人化」が既定路線の製造業で、ここまで何社もお話を伺ってきましたが、行きつくところは『人』です。当然の話ですが、もしかしたら、これまではそこまで重要視はされていなかったのかもしれません。SDGsの存在が方向転換を早めたところはあるのかもしれません。 SDGsを「羅針盤」と表現するのを聞きますが、まさにその通りで。大量生産大量消費の、専門的で複雑で多様性を持った先の見えない大海原で、進む方向を指し示している。向かう価値はありそうです。 メッセージ・応援コメント、メールフォームに送って下さい。お待ちしています!

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