vol.5 高崎商科大学 熊倉浩靖特任教授「上毛かるたとSDGs」

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世界を見渡すと、GAFA(Google、アップル、Facebook、アマゾン)に代表される大きな資本で技術革新を起こして自国を富ませるアメリカがあり、他方ではGAFAと似たようなものを作り、それを自国の人口で回して大きくしてから世界に羽ばたかせる中国。そこに割り込むインドは、アメリカとの時差12時間を利用して、アメリカと合わせて24時間営業の実現で競争力を示します。この3つの軸で世界が回っていこうとしているところに待ったをかけるヨーロッパは、お金を稼げば何をしてもいいんですかという倫理観と、今日まで受け継がれてきた意志である伝統の、SDGsを掲げます。そして日本もそれに続きます。 倫理観と伝統に基づいたSDGsに進むべき未来が見える。そう考えた時、群馬県には、SDGsが出てくる遥か昔から、倫理観と伝統というまさにSDGsの要素を含んでいる上毛かるたがありました。 今回は、高崎商科大学熊倉特任教授を有識者としてお迎えしてお話を聞かせて頂きました。県民の共通言語である上毛かるたと、世界の共通言語であるSDGsで、その相通じる部分を紐解いて頂き、改めて上毛かるたを通してSDGs的に群馬を考えていきます。 上毛かるたで郷土を学ぶことで「自分の生まれ育った郷土の歴史やルーツを知り、自分のルーツを掴み、自分が何者かを知ることで、高い自己肯定感をもって、未来をたくましく生きることができる」ということが言えるのではないでしょうか。国語より、算数より、体育より、道徳より、給食より、郷土学習。とりあえずやるだけやっておこうで、大義が見えづらくなり、着実な積み重ねになりにくくなっていた郷土学習が、SDGsマインドで、ここに蘇ります。その時は、上毛かるたでアイデンティティーを育んだ群馬県が世界の先頭に立つ時なのかもしれません。 今週の宿題は「日常にあるSDGsを探してみよう」です。探し始めたらキリがない。上毛かるただって、鬼滅の刃だって、SDGs!来週はケービックス株式会社の取り組みをご紹介します!

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