第１０回の今回は、わが故郷のみどり市の登場です。群馬県が掲げる「ぐんま５つのゼロ宣言」にならって、みどり市も「みどり５つのゼロ宣言」を掲げています。いまから３０年後の２０５０年に向けて、未来の子どもたちの笑顔のために、自然災害による死者・温室効果ガス排出量・災害時の停電・プラスチックゴミ・食品ロスのゼロを宣言しています。すごく大事なことです。やれるわけないじゃん、とか、どうやってやるんだよ、とか、そんな前にまずビジョンです。 ５つのゼロ宣言はとてつもなく大きなことで、これまでの取り組みの延長線上では１２０％達成は難しい。でも掲げないことには何も始まらない。掲げたからこそ、革新的な何かが生まれるかもしれない。これはＳＤＧｓの17の目標とシステムが一緒です。 プラスチックゴミゼロ、食品ロスゼロの文脈から、一般家庭のゴミの問題に、改めてメスが入れられます。全国平均を上回るみどり市民のゴミの量をいかにして減らしていくか。これまで通りの「環境のためにゴミを減らしましょう」ではゼロ宣言は達成されないから、もっと別の方法を。そこにタイミングよく提案できたのが、市内の小中学校への環境/ＳＤＧｓの出張授業でした。 そもそもゴミがなぜ出るのか。ゴミは何なのか。どこで処理をして、お金がいくらかかっているのか。そんなつながりの部分を子どもたちと学びます。３０年後にどんな未来を望むのか、一緒に考えます。そうしてそれぞれが辿り着いた現時点でのゴールを、お家でお父さん、お母さんと話し合ってもらいます。ゴミをゴミだけで考えない。すべてにおいて、ミクロの視点と同時に、必ずマクロの視点を持つこと。あなたはどんな未来を望むのか。 誰の話ではなく、自分たちの未来の話を自分たちで考えて自分たちで決める。そんな取り組みの第１歩に関わらせてもらったことに感謝しつつ、やることがただのアリバイ作りに終わらないように、故郷みどり市で、みんなと一緒に抗い続けていきます。 メッセージ・応援コメント、メールフォームに送って下さい。お待ちしています！

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