vol.4 群馬セキスイハイム「持続可能とSDGs」

★番組へのご意見ご感想・メッセージはこちら★

まずは先週の宿題であった「持続可能ってどういうことだろう?」の答えです。地球には自浄作用(自分で自分をきれいにする、使われた資源を再生させる力)があるので、地球に住む僕たちが化石燃料などのエネルギー資源を使って暮らしていく時、地球一個分の暮らしであれば、地球の自浄作用でその資源は再生され、地球を未来へつないでいく、持続可能なものにすることができます。 では、現在の日本の暮らしが地球全体だった場合に、僕たちは地球何個分の暮らしをしているのかが問題なわけですが、実は、なんと日本は地球2.9個分の暮らしをしています。アメリカにいたっては地球5個分。地球全体では1.7個分。 ということで、地球全体としても自浄作用が追い付かないスピードで資源を使ってしまっています。完全なオーバーワークです。地球は1個しかないのに、1個分を上回るというのはどういうことなんでしょう?どこかにツケが回っているいうことでしょうか。未来?地球の裏側?このままでは、当然に、いつかパンクします。 これを知らずに、今の価値観のままで、文明の発展、さらなる豊かさを追い求めることを、許すことはできないと思います。それでも誰かのせいにして現状をやり過ごすのか、自分で止めるのか。 僕たちひとりひとりの日常の積み重ねの1.9個分のオーバーワーク。この影響が少しずつ、台風や豪雨災害、酷暑などの気候変動で、僕たちの元へはね返ってきています。それはもう自業自得でしかないと思うのですが(ある種の例えであり、極論です。災害があっていいとは思っていません。)、現状で、地球1個分の暮らしを送れていない途上国の人たちにも同様の気候変動の影響は訪れています。同じ地球に暮らしているというだけで影響は受けているのに、その影響を生じさせている原因の僕たちが、それを知ることすら拒否をしている状況は、果たして健全なのでしょうか。 群馬セキスイハイムさんは「家づくり」から「街づくり」へと会社としての視点を変化させています。手元ばかりにとらわれると、全体として進む方向性を見失い、いつの間にか、選ぶべき未来がわからなくなってしまいがちです。そこでSDGsを取り入れ、進む方向に「持続可能な社会」をしっかりと据えて、社会における使命として「安心・安全な家」を提供しています。セキスイハイムミュージアム群馬も必見で、会社の歴史や理念・コンセプトを始まりに、会社としての取り組み・技術、工法などの可視化・透明化によって、お客様と情報共有する場を設けることで、お客様側の気づきや理解も促し、消費者に対して業界の未来を示しているように感じました。これもSDGsへの取り組みが進んでいる証拠で、業界のトップランナーとしてのカッコ良さをビシビシと感じました。 来週は高崎商科大学の熊倉浩靖特任教授に、「上毛かるた」から学ぶSDGsでお話を伺います!お楽しみに!

★番組へのご意見ご感想・メッセージはこちら★