vol.26チノー「ひとりひとりのSDGs」

国連加盟193ヵ国の未来に向けた約束。人間の知的探求心は留まることを知らず、進化し続けた技術とテクノロジー。すごいです。一方で、いつからか私たちは、見なくてはならないものに蓋をして海の向こうに追いやることができるようになり、多くの犠牲の上に過剰な豊かさを当たり前に享受するようになりました。そしていま、人類は「成長の限界」を迎えたとされています。 2030年まで、あと8年。「自分さえ良ければいいじゃダメ」のマインドに、一人ひとりが考え、気づき、立ち返ること。それがSDGsです。 2ndシーズンラストは「計測・制御・監視」システムを手がける株式会社チノーさん。2050年に向けた、脱炭素社会に向けて、クリーンなエネルギーへの転換が求められる中での温度管理の計測技術を担い、産業界の縁の下の力持ち的な存在です。藤岡事業所では、敷地内にビオトープを整備して将来世代の「環境教育の体験機会の場」を提供しています。 自然との接点から、向かうべき方向を考える。当たり前を疑う。とても大事なことだと思います。 私たちは、技術とテクノロジーによって豊かさを手にしました。いっぱい働いて、家族との時間は減り、格差は広がり、地球の資源は枯渇して、争いは止まらない。自らで深く考えることなく、社会の歯車としての役割を忠実にこなし、寿命をできうる限り伸ばして、自然環境を可能な限りコントロールしようとして、生態系のバランスを破壊して、娯楽に逃げ、災害を嘆き、便利さ・安さをどこまでも追求していく。 ほおっておいても、人の知的探求心は止まりません。だからこそ、いま一度、一人ひとりがしっかりと考える必要があるのではないでしょうか。本当にこれで良いのか。これで合っているのか。 あらゆるところで見受けられる地球からのサインを知り、向かうべき方向を考える。将来世代に渡したい未来を考える。僕はSDGs芸人として、ひとりの地球人として、親として、持続可能な社会を可能な限り追求したいと思いますが、持続可能な社会だけが正解とは思っていません。ただただ知るべきこと知ろうともせず、やるべきことかどうかを考えもせず、手遅れになった時に誰かのせいにして言い訳を言うようなカッコ悪い大人にはなりたくない。ただそれだけです。 SDGsという言葉だけがひとり歩きして、つまんない方向に向かいそうな気がするので、最後は少し思いの丈を書かせて頂きました。SDGsリポート2ndシーズン、お付合い頂きありがとうございました。

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