vol.18利根保健生活協同組合「ムーンショット理論」

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たとえば仕事をしていて、ついつい夢中になってしまい、ふと「何のためにこれやってるんだっけ?」とか「これ誰のためにやっているんだっけ?」と、わからなくなることってありませんか? 夢中になっているってことは、それだけ集中できてるってことだから、決して悪いことではないけど、 一方では視野が狭くなり過ぎている状態でもあります。 そしてふと気づく、夢中になれていた”仕事”が、ただの”作業”になっていることに。 話は1960年代初頭のアメリカ。ロケットを月へ飛ばすため、研究者は毎日、頑張っています。ある人は「火力をもっと出すために今の燃料の配合よりエネルギー効率の良い配合はないものか」、またある人は「もっと機体を軽く、かつ丈夫にするためにはどんな素材が最適だろうか」、などなど。それぞれが、目的(月)のための手段に対して夢中に頑張っています。 そんなある日の記者会見で、ケネディ大統領が集まった記者たちに言い放ったのが 「アメリカは1960年代中に月に行きます!」 これを見ていた研究者たちが大騒ぎ。「なんて無責任なことを」と。 次の日から研究者たちの考え方は変わりました。どうしたらアメリカは1960年代中に月に行くことができるか、と。目標からの逆算で、モノゴトを考えるようになりました。 アポロ11号が、人類で初めて月面着陸を果たしたのが、1969年7月のことです。 これがSDGsがもたらす一つの効果で「バックキャスティング」というものです。ただ一つ言えるのは、くれぐれも「バックキャスティング」が全てにおいての正解ということではありません。(※これが凄い大事。日本人はすぐに正義と悪に分けたがる。) 研究者たちが日々取り組んでいた「フォアキャスティング」(バックキャスティングの反対語)も大事で、あくまでこれらを両輪で回していくことが大事。 だからとりあえずそういうものがあることを”知ること”が大事なんです。視界が開ける、可能性が広がる、選択肢が増える。 知らないことを知ることが”学び”で、そこから行動や考え方が変わることを”成長”といいます。 目的のための手段が、いつのまにやら目的に変わってしまう。手段の目的化。そんな時に、立ち止まってふと一息つけるように。主観の目と俯瞰の目を上手に使い分けること。現在地とゴールを把握、共有しておくこと。 SDGsが素敵です。 利根保健生活協同組合では、現場レベルと全体、両面でのSDGsに関しての理解促進が徹底されています。これはそもそもの現状認識、現在地の確認が高いレベルで行われているからで、その時その時、組織としてどこが足りていないかを、客観的に考察できているからだと考えます。日々の意識改革の積み重ねが、根本からの行動変容につながっていくことを実践されている印象でした。まずちゃんと知ることから。ひとりひとりが当事者意識を持って、垣根なく意見・知恵を寄せ合い、SDGs宣言を共有して、一つのゴールに向かってみんなで進んでいく。今後の成果・効果がとても楽しみです。地球環境のパロメーターとなるトンボがたくさん飛んでいたあの時代を。未来は創ることができる。 メッセージ・応援コメント、メールフォームに送って下さい。お待ちしています。 【楽しくて優しい社会をつくる】 YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCE-sXMRRK7Qi7hC35P3038A 富所のFacebookコミュニティー:https://www.facebook.com/groups/247474193202848/?ref=bookmarks Twitter:https://twitter.com/tomitetsu823 Instagram:https://www.instagram.com/tomitetsu823/ メール、コメント、励みになります。ぜひ!

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