vol.17新島学園中学校・高等学校「SDGsと教育」

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SDGsが作られる際に、賢い人たちが迷ったポイントがあるそうです。17の目標が6×3で並べられたカラフルなアレについて、です。あのカラフルなアレ、それぞれのアイコンの間の隙間を埋めるべきかどうかを迷われたそうです。結果的に隙間を作ることになり、デザイン的に、それぞれが見た目に際立って見えるようになりました。しかしこれが結果としては、悪い方に転がりました。本来SDGsは、全ての目標はバラバラにとらえることなく、すべては根っこで繋がっていて、点ではなく面で、統合的にとらえる必要性があるってことを言いたいのに、それぞれがバラバラにとらえる方向へ誘導することにつながってしまったと思います。SDGsは、縦割りで捉えるべきではないんです。 一番の肝とされる17番目の目標が訴えるパートナーシップが正にそれで、業界や、思想、国境、あらゆる垣根を越えて、共通の目標に向かって枠を越えて手を取り合って進んでいくことを期待するのがSDGsです。SDGsは、従来のトップダウン型の縦割りのシステムとは真逆に位置するはずのシステムです。 日本について考えてみると、日本は、戦後復興において、大量生産・大量消費の要求に応える高い生産性と効率の実現のために、国も縦割り、行政も縦割り、そして教育も縦割りが基本ベースになっています。 僕は、学生時代に日本史が得意でしたが、世界史を選択していなかったが(受験に合わせて、日本史or世界史の2択だった)ために、日本の歴史と世界の出来事がまったくつながっていません。 縦割りには縦割りの、横のつながり、いわゆる垣根を越えたパートナーシップにはそれの、それぞれの良し悪しがあると考えますが、それが縦割りに偏り過ぎていて、気づかぬ内に、選択肢がめちゃくちゃに狭められているのが日本です。 こんな前提のもとで、今回、SDGsに取り組む学校として、新島学園中学校・高等学校(以下、新島学園)の取り組みを紹介します。実業高校でもないのに、カリキュラムに“農業”を組み込む挑戦をした新島学園。そのこころは、自然に感謝・感動があり、種を植えて命を育てる。実がなり、収穫する。収穫したものを加工して、製品として売り出す。たくさん売れるように、市場を調査してニーズを満たす。すると、その循環の中には、統合的に、流動的に、国語・算数・理科・社会が絡まり合って登場してきます。 この気づき・学びこそが、まさにSDGsです。変化が目まぐるしいこれからの新しい社会で、しっかりと活躍できる人材を育てるための教育は、ここにある。僕はそんな風に考えています。 メッセージ・応援コメント、メールフォームに送って下さい。お待ちしています。 【楽しくて優しい社会をつくる】 YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCE-sXMRRK7Qi7hC35P3038A 富所のFacebookコミュニティー:https://www.facebook.com/groups/247474193202848/?ref=bookmarksTwitter:https://twitter.com/tomitetsu823 Instagram:https://www.instagram.com/tomitetsu823/ メール、コメント、励みになります。ぜひ!

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