vol.16前橋デザインコミッションSDGsマインド後

★番組へのご意見ご感想・メッセージはこちら★

前回の続き、SDGsが示すマインドの後半3つをご紹介させて頂きます。 ④目標の宣言 現在値とビジョン、両輪の共有が大事だってことは書かせて頂きました。長所と短所、それと合わせてビジョンをチーム内で共有。それによってひとりひとりがやるべきことやれる限りやっていくための土台が出来上がりました。そこからさらに目標の宣言をすることで、ひとりひとりの、組織としての行動のギアが上がります。 人は得てして、昨日より今日、今日より明日と、前向きな目標を持って生きているもんだと思いますが、「私はやるんだ」っていう目標の宣言をもって、それを確実に行動に起こしていくことができます。 SDGsを宣言することで、世界の共通言語であるSDGsの方向、そしてその取り組みまでが可視化・共有されれば、一旦、利害関係を横に置いて、世界が一つにつながります。 ⑤「世界はつながっている」そして「私も起点」、「私も起点」そして「世界はつながっている」 サステナブル(持続的)に地球を未来へつなげていくには、「サステナブル」という言葉の意味を正確に掴んでおかないといけません。仮に、地球に住む世界の人全員が、日本人の暮らしを真似した場合、地球2.9個分の資源を使うことになるそうです。地球は1個しかないので、毎年1.9個分、地球に負荷をかけています(ちなみに現在の地球は、地球1.7個分の資源を使っている)。未来世代、子どもや孫に地球環境の借金をしています。僕たちの今と未来はつながっています。 一方で、地球の裏側では、そこに生まれたという理由一点だけで、地球0.1個分の資源も使っていないのに、地球にかかる負荷の影響(温暖化や、それに由来する豪雨、洪水など)だけをモロに受けています。知らないだけで、世界は確実につながっています。 SDGsが世界の共通言語でありながら、ちょっとふわっとしていて捉えにくい、その理由、最大のメリットはここにある気がします。それぞれの立場でそれぞれがやれることをやれる限り、当事者意識③を持って自分で考えよう。そのためには、知ることを知って、可視化して共有して②、目標を宣言して④行動に移し、共通言語でつながっていく①。 たとえば自分の買い物一つの選択が、実は投票行動になっていて、未来を選択することになっている。まだまだ見えづらい状態ではあるけれども、感性の磨かれた主体的市民の選択のひとつひとつが世界の進む方向としっかりつながっている。そのためのSDGsです。 ⑥バックキャスティング、レバレッジ理論、対症療法と根治 ⑤でほとんどSDGsをまとめれたと思いますので、ここはオマケの6番です。より具体的な実践の効果、レポートです。戦後復興の中で、大量生産大量消費、モノを作れば売れた豊かな時代がありました。しかし時代は変わりました。安定的で、画一的で生産性が高いことが是とされた時代から、良いものを長く大切にするような、豊かさの価値観が見直されるタイミングがきています。SDGsは、そんな時代に合わせて、バックキャスティング、レバレッジ理論、対症療法と根治をもたらします。時代に乗っていくために、視野を広げる、選択肢を増やす、そんな効果があると思います。選択肢を増やして、①~⑤で培った基礎で未来を創っていく。そんな大枠で僕はSDGsと向き合っています。 さて今回は前橋デザインコミッションさん。前記の話を踏まえて。ビジョンを示して、中長期的な視野でもって、前橋市の未来を創るのが使命です。町の人の、カレー屋さん、カフェオーナーの、タクシー運転手の、サラリーマンの、みんなの短期的な視野を汲んでまとめてベターに持っていく。そのデザイン思考とでも言われるような実践をずっとやられてきた、知識とノウハウを持った日下田さんが前橋にやってきました。皆さんの一つ一つの声が現状把握です。寄せ合って、揉んで、揉んで、群馬の前橋が、日本一の「誰も取り残さない」町へと進んでいくことを期待したいです。注目です。 【楽しくて優しい社会をつくる】 YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCE-sXMRRK7Qi7hC35P3038A 富所のFacebookコミュニティー:https://www.facebook.com/groups/247474193202848/?ref=bookmarks Twitter:https://twitter.com/tomitetsu823 Instagram:https://www.instagram.com/tomitetsu823/ メール、コメント、励みになります。待ってます。

★番組へのご意見ご感想・メッセージはこちら★