vol.15コープぐんま SDGsマインド前

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今回は、僕が思う、SDGsが示すマインドを紹介したいと思います。今日は前半3つ、来週は後半3つで小出しにしていきます。 ①立場の異なるもの同士の共通言語 SDGsの17の目標は、何を今さらっていうような、当たり前の理想が並べられていて、「できるならやってるよ。わかっていてもできないから問題なんだよ。」って思ったことありませんか。しかしこれには理由があります。ふわふわした理想だからこそ、地球に住む全ての人が共有することができて、SDGsは世界の共通言語になりえます。理想、いわゆる大きなビジョンだからこそ、発展途上国、先進国、宗教、男女差、貧富の差、文化、身体的・精神的な個性、環境など、すべての人が当事者で、それぞれのやれることをそれぞれがやれる限り、頑張る。となります。 人のせいにしないとか、自立、能動、ひとりの100歩よりみんなの1歩、そんなあたりが見えてきます。 ②見える化、共有 「できることとできないこと、長所と短所、いわゆる現在地」と、「目標、ビジョン」をチーム内で見える化、共有すること。手元の、ミクロ的な視点である「現状把握(やっていること)」と、大きな、マクロ的な視点である「ビジョン(目指す方向)」。これは、どっちかが欠けてもダメで、両輪あって初めてしっかりと進んでいくことができる。現状把握とビジョンが、より正確にチームで共有されていると、「集団」が「組織」になり、メンバーのそれぞれが主体的、能動的に動きやすい環境に近づいていく。逆にそうでないと、どうしてもひとりひとりの主体性は薄れ、やらされていると感じるようになり、やがて「仕事」は「作業」になる。それは、積み重ねになりにくく、それこそ持続性が失われ一過性のモノになりやすい。 結局、口に出さないと人間、伝わらない。家族だって夫婦だってそう。夫婦間でも、当たり前のことでも、口に出すことが大事。ご飯を食べて「美味しい」一つ言わないで、「嫁は、照れて言えない自分をわかってくれてる。」だなんて熟年離婚まっしぐら。 ③”じぶんごと”としてとらえる、当事者意識 インターネットが現れて、世界が狭くなり、個人が強くなり、ひとりひとりの個性が色濃くなった結果、問題は複雑化した。100人いれば100通りの人生。「みんな違って、みんないい」の、過去に例を見ない多様性を認め合う流れがある。それに伴って、現代社会の問題の多くは、ジグソーパズル型の問題(足りないピースをひとつずつはめていけばいずれ完成する)から、ルービックキューブ型の問題(様々な状況が複雑に絡まり合っているため、多面的な広い視点でのアプローチが求められる)に変わってきている。 これを解決できるのは、画一的な統制を得意とするトップダウンのシステムではなく、ひとりひとりが自立して能動的に動き、自分で判断・決断をしていくこと。 他人は変えられない。変えることができるのは自分。一回きりの大切な自分の人生をどう生きるか。 この3つだけを考えても、SDGsが簡単なものではなく、それこそ目先の利益を追いがちな現代日本人的な思考でなく、長い目で見たらというような中長期的視野が求められます。日々のたゆまぬ積み重ね。 向かう方向はずっと変わらず、できることから少しずつ、仲間と絆を深め、理念への賛同者を増やし、実績を積み重ねてきた。そんな歩みを進めてきた生活協同組合コープぐんまさんとSDGsの相性が、悪いわけがない。今回の取材で大きく感じました。2018年にSDGs宣言を掲げましたが、外だけでなく、内への理解も同時にしっかりと進めている。SDGsをCSR(企業の社会貢献活動)に終わらせないための大きなポイントはそこにあるんだろうなとも思いました。 【楽しくて優しい社会をつくる】 YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCE-sXMRRK7Qi7hC35P3038A 富所のFacebookコミュニティー:https://www.facebook.com/groups/247474193202848/?ref=bookmarks Twitter:https://twitter.com/tomitetsu823 Instagram:https://www.instagram.com/tomitetsu823/ メール、コメント、励みになります。待ってます。

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