vol.11みなかみ町「高まるSDGs認知度」

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先日、TBSでSDGsの特集が組まれていました。SDGsの注目が高まっている今こそ、しっかりSDGsをみんなの共通言語に押し上げていきたいと思います。 SDGsは誰が作ったのか、なぜ作られることになったのか。地球がほんとにやばいから、世界中の賢い人が集まって、今度こそ真剣に地球のコトを考えないといけなくなりました。パフォーマンスの対処療法から根治を目指し、ニューヨークの国連本部で「国連持続可能な開発サミット」を開いて、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」っていうのを決めました。未来に向けた約束のカタチとしての「宣言」ないし「目標」が決められました。それが「SDGs」です。「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発のための目標」って訳されてます。この辺から少し掴みづらくなります。 とにかく地球が本当に危ないんだってことがわかってきて、いや地球自体は続いていくんですけど、このままだと僕たち人類は、地球で生きる資格は無いよって、”僕たちの地球”は終了ですよって。それを止めるために、環境の問題を本気で考えていかなきゃいけないってなったけれど、環境を最上位にして僕たちの社会を考えると、現状の経済活動の維持は厳しい。かといって、このままの流れで放置していけば、環境はもちろん、社会もバラバラになってしまう。必要なのはバランス。あらゆるモノゴトを、環境と社会、そして経済を加えた3つのバランスで考える必要があるよねってこと。 3つを『面』としてとらえることなく、たとえば環境だけを『点』でとらえることは、結局のところ、そのつもりはなくても、パフォーマンスに終わってしまう。根治ではなく対処療法でしかなくなるということ。3つのバランスを取りながら、あるべき姿、向かうべき方向を決めて、環境・社会・経済、それぞれに働きかけることができる大きな共通言語を、人類の羅針盤として定める、それこそがSDGsです。 例えるなら、嫁さんを大事にしたら姑が怒って、姑を大事にしたら嫁が怒る。あんまり両方を気にしすぎると自分の仕事が手に付かない。嫁、姑、自分、それぞれの想い・特性・環境をできる限り把握、可視化して、それぞれがストレスなく暮らしていけるような未来をビジョンとして共有することで、譲り合い・思いやりと言われるような大いなる妥協点を見つけることができる。バランスの取れたコミュニケーションをそれぞれが心がける。学生で例えるなら、勉強と部活と恋愛の関係性に近いのかなと思います。 群馬県みなかみ町は、全国的にもSDGsを一歩リードして実践する市町村です。町の9割を占める豊かな自然との共生をテーマに、「自然と人が共生する持続可能な地域づくりの取り組みや、観光・農林業・教育・健康・福祉・エネルギーなどの有機的な連携、それぞれが繋がり効果的に影響し合うことによる地方創生の推進」が認められ、2019年7月に『SDGs未来都市』に選定されています。これはまさに、これまでの取り組みへの評価と、これからの未来への期待です。(この2点での評価はまさにSDGs的で、現状の可視化と、ビジョンの共有そのものです) これからみなかみ町は、林業の「6次産業化」を持続的に確立させ、さらに、森を育てて、切って、作って売って、植えて育ててという、自然と共に生きる「自伐型林業」をさらに推し進めていくこと。それを町全体のビジョンとして、日本全体に示すこと。大量生産大量消費の恵まれ過ぎた価値観を脱却して、みなかみオリジナルの価値観を、それこそが真の豊かさで、これから人が追い求めるべきものとして、住民ひとりひとりも誇りを持って共有して、それが正解として世界から評価されること。そのあたりがみなかみ町のSDGsであり、先陣切って進む道なんだろうと考えています。 【楽しくて優しい社会をつくる】 YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCE-sXMRRK7Qi7hC35P3038A 富所のFacebookコミュニティー:https://www.facebook.com/groups/247474193202848/?ref=bookmarks Twitter:https://twitter.com/tomitetsu823 Instagram:https://www.instagram.com/tomitetsu823/ おまけ:SDGsという言葉も含めて、いち早く共通言語にすべきものこそ、そういうものに限って、わかりにくい、わかっている人だけが頷く、そういうカタチになっているのはなんでなんでしょう。難しい言葉だと、かえってありがたみが、説得力が生まれるんでしょうか。あえて思考停止を狙いにいっているとしか思えません。難しいことこそ、できるだけ簡単に、誰もがわかるように、僕は特に、そこをめちゃくちゃ意識してやっていきます。

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