【南城市】なんじょうナイトツーリズム
       "初めてなのに「ただいま」と言える旅"
取材:佐藤彩乃アナウンサー

私が訪れたのは、南城市。ここでは、沖縄の人たちの「日常」をじっくりたっぷり体感できる「なんじょうナイトツーリズム」に行ってきました。

なんと、一般のご家庭に飛び込んで、実際に沖縄の生活の一部を体験させてもらえるのです。民家での夕食体験、伝統芸能の観賞など、自分の五感をフルに使って沖縄の生活を体感してきました。

「おかえりなさい」と出迎えてくれたのは、山内さんご一家です。

なんじょうナイトツーリズムでは、初めて訪れた人でも「家族」。お家にあがると、何よりも先にご先祖様に手を合わせることから始まります。

山内さんご一家とお話をしながら、早速体験したのは「夕食作り」です。地元ならではの料理を、一緒に作って楽しみます。私も、山内家のお母さん・シゲさんと一緒に、そうめんを使った一品を作らせてもらいました。

自分たちで食卓の準備を整えたら、いよいよ宴のスタートです!南城では、"いただきます"のことを「くわっちーさびら」、"ごちそうさまでした"のことを「くわっちーさびたん」と言うそう。私も皆さんと一緒に、声を合わせてあいさつしました。同じ言葉を口にすると、初対面の人にもぐっと近づけたような気がするから、不思議なものです。

食卓に並ぶのは、すぶい(冬瓜)やくーぶ(こんぶ)を使った料理、ソーキ汁…なんと、へちまを使った料理まで!地元のお母さんたちが心を込めて作ってくれた料理を、おなかいっぱいいただきました。

笑いが絶えない食卓、現地の方とのふれあいや会話…家庭にお邪魔することでしか味わえないあたたかみを、ここ、南城で体感してきました。足を運んでみれば、きっとあなたも「ただいま」と言いたくなることでしょう。


初対面でも、あっという間に、みな「家族」です。


現地では、料理を味見することを「味さす」というそう。
私も、お母さんにたくさん「味させ」てもらいました。




今回受け入れをしてくれた山内家の主・昌吉さん。
「本土の人と話をしたくて、受け入れをしようと思いました。他の件の情報を聞いたり、
沖縄の文化を紹介したりすると、お互いに意気投合して、嬉しい気持ちになる」と話してくれました。




お母さんたちが真心込めて作ってくれた料理です。沖縄の「日常」に触れられます。



食卓では、笑い声が絶えません。




[お問い合わせ]
南城市観光協会 098-948-4611
○Gala青い海へは、車が便利です。
那覇から国道58号線を北上し、およそ1時間で到着です。

[URL]
http://okinawa-nanjo.jp/night/