【国頭村】ヤンバルクイナ生態展示学習施設
                クイナの森

 "沖縄でしか会えない鳥に、会いに行く" 取材:佐藤彩乃アナウンサー
今年9月に沖縄に新たに誕生した「やんばる国立公園」。

国立公園とは、日本を代表する自然の風景地を保護し、利用の促進をしていこうという目的で、環境大臣が指定した地域のことです。中でも、ヤンバルクイナをはじめ、珍しい動物が生息していることが、公園指定のきっかけのひとつになったそうです。

そんなやんばる国立公園内にあるのが「ヤンバルクイナ生態展示学習施設 クイナの森」。

ここは、ヤンバルクイナをガラス越しに見ることができ、生態を観察できる施設です。

「クイナの森」の中根優さんによると、野生のヤンバルクイナは、1、2秒見られたらラッキーだとのこと。それに対して「クイナの森」では、1年を通してヤンバルクイナを間近で観察することができます。

ヤンバルクイナって名前は聞いたことがあるけれど、どんな鳥なの?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ヤンバルクイナは、約35年前に新種として発見された「飛べない鳥」で、沖縄の北部地域にしか生息していないということです。きれいな毛並みと、はっきりとしたオレンジ色のくちばしが印象的です。

弓形のガラス張りのケージの中で暮らしているのは「キョンキョン」という名前のヤンバルクイナ。人を怖がらない、穏やかで珍しいヤンバルクイナなのだそうです。

私が「クイナの森」を訪れたとき、なんと1日に2回見られたらラッキーという「水浴び」の様子を見ることができました!池の中で体を激しく上下させ、最後には大きく羽を広げるキョンキョン。来場していたお客さんと一緒に、その様子に見入ってしまいました。

まさに、沖縄に足を運ばないと見られないヤンバルクイナに会えたことに、大感動の私なのでした。

これがヤンバルクイナの姿です。
30cmと離れていない距離で観察できました。


サービス精神旺盛なキョンキョン。水浴びを見せてくれました。




「クイナの森」の中根優さんとともに。




やんばる地域の公道には、こんな標識がいくつもあるのです。




[アクセス]
  〒905-1503 沖縄県国頭村字安田(あだ)1477-35

   ○「クイナの森」へは、車が便利です。
    沖縄自動車道と国道58号線を経由して、約2時間30分。
  ○「クイナの森」は、「安田くいなふれあい公園」内にあります。

[URL]
http://kuinapark.com/