HI!心呼吸 10月03日(水)

M1>   ワイルド・ホーシズ /    プリファブ・スプラウト

 

80年代に活躍したイギリスのバンド「プリファブ・スプラウト」

82年にデビューを飾ります。

スティーヴィー・ワンダーなどのミュージシャンと共同で制作された作品など、

彼らのサウンドは時代をリードしていた印象があります。

そんな彼らの5枚目の作品がこの1990年にリリースされた最高傑作の呼び声も高い

『ヨルダン・ザ・カムバック』

細部まで丁寧に作られたサウンド。19曲全てが名曲という凄い作品。

言い過ぎかもしれないが、本当に良いアルバムなんです。

時間の流れを忘れてしまうほど、心地よく、作品の中の音色に集中したくなる。

エヴァー・グリーンの名作がこの「ヨルダン・ザ・カムバック」。

ロマンティックな雰囲気もそうだし、美しいメロディラインも、

アレンジも・・・。

ジャズ、クラシック、R&B、などからのヒントをミックスさせたかのような独特の音。

今日は「ワイルド・ホーシズ」♪

この時代にも映える代表作♪

 

M2>  Trust Your Heart  /   フェリックス・キャバリエ

 

60年代に活躍した「ブルー・アイド・ソウル」のバンド

「ヤング・ラスカルズ」の中心メンバーだった

『フェリックス・キャバリエ』

バンドを解散後、ソロのアルバムをリリースしています。

あの 山下達郎氏 が敬愛するシンガーさんと言えばその魅力をご理解して頂けるのかも。

そんな彼の1994年発表のソロ・アルバム。

ソロ5枚目の『ドリームス・イン・モーション』

バックを固めるのは言わずと知れたは一流スタジオミュージシャンばかり。

演奏の重厚さは流石。そしてメロディの美しさも流石。

彼のソウルフルな歌声を聴けるだけで幸せな気持ちになれます。

アルバム全体に伸びやかで、哀愁を感じる彼の声が非常に聴きやすい。

この哀愁は日本の秋にも合うのです♪

洗練されたAOR作品。

今日はアルバムの1曲目「Trust Your Heart」♪

サラッとした大人のAOR。達郎さんが敬愛するのも分かります♪

HI!心呼吸 10月02日(火)

M1>  IHIUKA(イヒウカ)  /  MAKANA (マカナ)

 

この時期に聴くハワイ・ミュージックも良いでしょ?

ハワイで人気のギタリスト「MAKANA」(マカナ)。

スラック・キー・ギターに新風を巻き起こしたアーティストです。

以前も彼のアルバムから1曲お送りしています。

たまたま部屋でハワイのラジオを聴いていたら彼の曲が。

思わず夏気分になるかな?

と思いきや、この秋風の中でも気持ちよく響いてきました。

温もりのあるギターの音色。

波音も似合うけど、秋風にも合う気がします。

ローカル・ミュージシャンならではの素朴な演奏は、遠く離れた群馬の自然にもフィットしてくれるようです。

ギター・サウンドで別空間を演出してくれる。

そんなアーティストはそんな多くいるわけではないと思います。

2003年にリリースされているアルバム「KOI AU」(コイ・アウ)

今のこの季節だからこそ、心地よさが分かるのかもしれない。

何度も何度も繰り返し聴きたくなるスラック・キー・ギター。

彼の演奏はハワイの温かさに満ちています♪あったかいわぁ♪

 

 

M2>   ワイルド・ワールド  /   キャット・スティーヴンス

 

原曲はこの方でした♪お馴染みのこの曲を歌っていたのは

「キャット・スティーヴンス」

この曲「ワイルド・ワールド」はどこかで聞いたことがあるんじゃないですか?

そうです!Jimmy CliffやMr. Bigがカヴァーしてヒットした曲。

1970年にイギリスのシンガー・ソングライター「キャット・スティーヴンス」が発表した

「Tea For The Tillerman」(ティー・フォー・ザ・ティラーマン)に収められていた曲だったんです。

僕はカヴァーされた曲も好きですが、原曲のこの物静かな雰囲気。

しかし美しいこの歌声。好きですね。

ちなみにこの人は、ちょっと変わった運命の人。

もともと若い頃にイギリスでアイドル歌手として人気を博すのですが、

病気になってしまい休養を取ることになります。

そのあとフォーク・シンガーとして復活し、リリースした2枚目のアルバムがこの

作品だったんですね。

その病気がなければこの名曲は生れていないかもしれない。

運命は不思議。つくづくいい曲だなぁ。秋にしみますなぁ♪

HI!心呼吸 10月01日(月)

M1>  トラスト /   キース・ジャレット

 

さぁ!いよいよ10月がスタート♪秋も本番を迎えようとしています。

今月もどうぞこのコーナーも御贔屓に♪

さて今月の最初はジャズ・ピアノ界の巨人「キース・ジャレット」

1945年5月8日生まれ。現在73歳!

ジャズ・ピアニストとして広く世界中で認識されている大御所でございますが、元々はクラシックなど、ノンジャンルの演奏スタイルを身上としていることでも有名。他の楽器も操れるマルチプレイヤーでもあります。

うめきながら演奏する姿はお馴染みですね。

さてこの曲もうめいています!それも歌っているように♪

「アンソロジー~アトランティック・イヤーズ1968-1975~」

キース・ジャレットがソロ・デビューしたアトランティック時代(1968-1975)に残した6枚のアルバムからセレクトした2枚組ベスト・アルバムから「トラスト」♪

今から40年ほど前の曲なのに未来的な輝きを帯びている。

こんなソリッドなピアノの演奏はいつの時代も受け入れるんですね♪

秋にはお気に入りのJAZZをお供に出かけましょう♪

 

 

M2>  ディス・キャント・ビー・ラヴ /  アーネスティ・アンダーソン

 

それでは、もう一曲。

僕も大好きなジャズ・シンガーの歌声を続けます♪

以前もこのコーナーでご紹介しました

「アーネスティ・アンダーソン」

1928年11月11日テキサス州ヒューストン生まれた彼女。

そのスウィンギーで軽やかで、特徴のある太い声。

何と言っても耳に残る表情豊かな歌声は昔からファンです。

僕が初めて彼女を知ったのは1978年の「ライヴ・フロム・コンコード・トゥ・ロンドン」というライブアルバム。

その中の「My Romance」は名曲です。

いつかおかけします。

さて今日はそんなアーネスティの1993年のアルバム『Now And Then』から。

円熟味を増したアダルティな雰囲気の彼女の歌声は70年代の頃とはわけが違います。

その存在感もお楽しみください♪2016年に85才でこの世を去った歌姫。

大事に聴きたいので10月の初めの日に。今日は僕にとっても大事な日。