HI!心呼吸 4月10日(火)

M1>   In the Morning  /   Omar

 

イギリス・ロンドン出身のアーティスト「オマー」

ジャジーでいて、どこかソールフル。

彼だけに許されたメロディ・ラインってあるんです。

独特な音楽世界は今、聴いても新鮮です。

80年代後半から90年代初頭にかけて人気を博した「アシッド・ジャズ」

ジャミロクワイ、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ、

インコグニーなどが世界にその存在を示した時代。

その中でも異色の魅力を発していたのは間違いなくこの「オマー」だった気がします。

ジャズをベースとしたサウンドの中でそれぞれが形成していくアシッド・ジャズの中で、

癖のあるアシッド・ジャズを聞かせてくれたのは彼でした。

2000年にリリースされた『Best By Far』(ベスト・バイ・ファー)

モダンでクールなサウンドは春先にも心地良い♪

「エリカ・バドゥ」とのデュエット曲など聴きどころ満載♪も楽しみだ。

「『ベスト・バイ・ファー』はサウンドトラックとラテン・ジャズから多大な影響を受けたよ」とオマー自身が発言しているように、あらゆる音楽エッセンスを取り込んだオマーのサウンドをじっくりとお楽しみに下さい♪

 

 

M2>   イージー・リヴィング  /   ダイアン・シューア

 

ジャズ・ヴォーカリスト「ダイアン・シューア」

ダイアン・シューアは「盲目のピアニスト」として紹介されることがほとんど。

確かに盲目というハンディを背負っている人ではありますが、

全く感じさせない豊かな歌声は素晴らしすぎる♪

「スティーヴィー・ワンダー」とのデュエット「ファイナリー」などを収録したアルバム2000年にリリースされた『ファイナリー~フレンズ・フォー・シューア』

このアルバムでは「スティーヴィー」のほか、

「レイ・チャールズ」や「ハービー・ハンコック」、

さらには恩師にあたる「故スタン・ゲッツ」とのヴァーチャルな競演トラックも収録された、超豪華ゲスト満載の贅沢な1枚です。

 

彼女はやはり「スティーヴィー」に啓発されるところが大きいのでしょう。アルバムでは

「心の愛」をカバーしていたりしています。

その表現力豊かな歌声。

じっくりと味わって頂きたいそんな作品。

ジャズだけではなく、ポップまで幅広くカバー、

アップテンポ、バラード、ミディアムとなんでもそつなくこなす超一級のヴォーカリスト、ピアニストとしても彼女にも触れるべきですわよ♪