龍鳴館

母さん、今回も中之条に行って来ました。今回も沢渡温泉です。訪れたのは源頼朝にゆかりあると言われる龍鳴館です。

これぞ昭和の旅館、と嬉しくなる佇まい。お忙しい中をお願いして、女将にお話を伺います。

この旅館の娘さんとして生まれた女将は、ご両親の看病のため沢渡へ戻ります。お二人が旅立たれた後、この宿を継ぐことを決意。戦後の大変な状況の中、必死の思いで旅館を成長させたご両親の忘れ形見として宿の湯を守っています。

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お風呂から出た後も芯まで温まるのが、沢渡のお湯の魅力と語る女将。食事は女将考案の体に優しい、アットホームなメニューです。歴史ある建物は隅々まで手入れされ、女将の愛情が垣間見えます。

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今日は女将のおもてなしに「ありがとうございます」を言ってばかりの日でした。僕にはまだ経験がないけれど、いつか守るものが出来たとき、僕は改めて女将に会いに来ようと思いました。ありがとうだけじゃなくて、僕なりの言葉を伝えに。

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