宮田屋旅館

前略、中之条より

母さん、また中之条に行って来ました。今回は、沢渡温泉という場所をめぐります。まず訪れたのは、宮田屋旅館さんです。

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一歩入ると、「旅館に来たー!」モード全開に。もう何年もこういう宿に泊まっていません。旅館独特の畳の匂いに癒されながら、食堂へ。ご主人の鉾田さんいお話を伺います。

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お宿の自慢は、お湯はもちろん、この景色。四季折々の風景を求めリピーターさんがやってきます。この日は夏山の緑が輝いていました。仕事じゃなかったらいいのいなぁ・・・。

県外出身の鉾田さんですが、学生時代から大の温泉好きで、出会ったのが今の奥様。沢渡温泉の娘さんだったなんて、まさに運命ですね。奥様と沢渡の湯に恋した鉾田さんは、こちらを継ぐことを決意します。

館内はバリアフリーに改装され、お年寄りや車椅子の方でも過ごしやすくなっています。客室は落ちついた雰囲気。ここから見える景色もまた風情があります。

宮田屋自慢のお風呂では、一浴玉の肌、と名高い沢渡の湯を贅沢に堪能できます。季節の山の幸を楽しめるお食事も嬉しいですね。

群馬出身じゃないからこそ、見える群馬の魅力。僕も中之条を訪れて、鉾田さんと同じ視点で色々なものを見ているのかもしれません。そしてもうひとつ、鉾田さんの奥様が恋したのは、鉾田さんの笑顔なんじゃないかと・・・ちょっと勝手に想像してみました。母さん、この方の笑顔は今日の太陽よりまぶしかったです。