牧水詩碑

前略、中之条より

母さん、今回も中之条町六合地区へ足を運んできました。今回は、この地ゆかりの詩人・若山牧水の足跡をたずねます。

牧水詩碑①

若山牧水は、旅と自然をこよなく愛した明治うまれの歌人です。宮崎県に生まれた牧水は全国各地を旅し、その先々で作品を作りました。六合地区は名作「みなかみ紀行」で要所として登場します。手付かずの自然が牧水の心を大いに揺さぶり、ここで数多くの作品が生まれることになりました。これを記念して、六合には牧水詩碑が作られています。

20150612中之条 045

お話しを聞かせてくださった山元さんは、かつて牧水が辿ったルートをそのまま楽しめる現地ツアーの解説もなさっています。あの日、牧水の目に映った風景が今でも体感出来るのは六合地区ならではですね。

彼が人生で最も愛したもの、それは源流の「水」と、母「まき」さんだったそうです。その二つを合わせて「牧水」の号を名乗った若山牧水に、僕は今、ちょっとだけ親近感を抱いています。

それでは、また書きます。亮平より。