赤岩集落・重要伝統的建造物群保存地区

前略、中之条より

母さん、元気ですか。亮平です。今回も中之条町に行ってきました。今回は、日本の原風景を懐かしむことが出来る赤岩集落という場所です。

かつて養蚕農家がさかんだったこの地区には蔵をベースにした天井の高い独特の建築様式の家が沢山残っています。駐車場に近い「ふれあいの家」から、小さな時間旅行が始まります。重伝建活性化委員会の会長、篠原さんがガイドをつとめて下さいました。

初めて来たのに、なぜか「懐かしい!」と声を上げてしまったこの風景。火の見やぐらを見たときは、幼稚園の頃を思い出してしまいました。ほら、みんなで待ち合わせしましたよね、母さん。

ここは、個人の自宅が歴史的価値を持つ「重要伝統的建造物群保存地区」なので、ひと声かければ家の写真も撮影してOKなんだそうです。町のみんなで話して決めた、と篠原さんは話して下さいましたが、皆さんの懐の深さにはただただ、頭が下がるばかりですね。さらに、地区の皆さんで定期的に絹製品のワークショップを開いているそうです。

忙しい毎日に追われて、昨日の晩御飯も思い出せないような時こそ、この赤岩地区に来て日本人の原風景に抱かれ、安心することが必要なのだと今回つくづく思いました。いろんなことをリセットして、また週明けから頑張ります!

それでは、また書きます。篠原さんの自信作、桑の葉茶をお土産に送りますね。

亮平より