牧水詩碑

前略、中之条より

母さん、今回も中之条町六合地区へ足を運んできました。今回は、この地ゆかりの詩人・若山牧水の足跡をたずねます。

牧水詩碑①

若山牧水は、旅と自然をこよなく愛した明治うまれの歌人です。宮崎県に生まれた牧水は全国各地を旅し、その先々で作品を作りました。六合地区は名作「みなかみ紀行」で要所として登場します。手付かずの自然が牧水の心を大いに揺さぶり、ここで数多くの作品が生まれることになりました。これを記念して、六合には牧水詩碑が作られています。

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お話しを聞かせてくださった山元さんは、かつて牧水が辿ったルートをそのまま楽しめる現地ツアーの解説もなさっています。あの日、牧水の目に映った風景が今でも体感出来るのは六合地区ならではですね。

彼が人生で最も愛したもの、それは源流の「水」と、母「まき」さんだったそうです。その二つを合わせて「牧水」の号を名乗った若山牧水に、僕は今、ちょっとだけ親近感を抱いています。

それでは、また書きます。亮平より。

 

チャツボミゴケ公園

前略、中之条より

母さん、今回も中之条に行ってきました。幻想的な風景が広がるチャツボミゴケ公園です。

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酸性の温泉が湧き出るこの場所で、青々とした姿を見せてくれるチャツボミゴケは天然記念物として多くの観光客に愛されています。公園入り口に到着すると、温泉に来たような香りが漂い、テンションがあがります。

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赤い土が見えているのはここで鉄鉱石が採れた証。どんどん歩いていくと、名所「穴地獄」が見えてきます!

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この日は小雨の降る中の取材となりましたが、晴れた日にはない風情を楽しむことが出来ました。突き当たりの穴地獄までウッドデッキづたいに歩くと、なんだか違う惑星に来たような気持ちになります。

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視点を変えて山を見渡すと、こちらも絶景!カメラを構えた方も多くみかけます。

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酸性のお湯の中で元気に生きているチャツボミゴケに、僕も大きな勇気をもらいました。あ、でも別に仕事が辛いとかそういう意味じゃないんでだいじょうぶです。念のため今の話は先輩には言わないで下さい。

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それでは、また書きます。亮平より。