『SKE48須田亜香里』インタビュー特集
UP DATE 20140324

須田亜香里「SKE48チームKUのあかりんこと須田亜香里です」

曲:「S子と嘘発見器」SKE48チームKU

(^o^)/須田亜香里にとっての「ラジオとは?」(゜▽゜*)

♪ただ今お聴き頂いていますのはSKE48チームKUの「S子と嘘発見器」です。
今週のライナーノーツは、3月19日に14枚目のシングル「未来とは?」を発表したばかりのSKE48の須田亜香里さんのインタビュー特集をお送りします。昨年行われたAKB48のシングル選抜総選挙で16位に入っただけでなく、テレビ番組で荒川静香さんなどの錚々たるメンバーを破り軟体女王に輝くなど、ソロでの活躍も目覚ましい須田さんは、自らの目標や夢を言葉にすることで「自分のこうありたい」という姿を実現してきました。
 そんな須田さんは小さい頃から車の中で流れるラジオに慣れ親しんでいて、そこに自分が出演していることの不思議を感じながらも、「いつか自分の番組をいただけるくらい聴いてくださる方に楽しんでいただきたい」という目標をブログに掲げていました。他にも「ラジオがどんどん好きになってます」などのラジオのお仕事への愛着を綴ったブログを何度か拝見し、今回須田さんに御出演して頂いたわけですが、まずは須田さんにとってラジオのお仕事の魅力についてお話頂きました。
須田亜香里「私にとってラジオのお仕事の魅力は、声だけで表情まで伝えることができるというか、それを私たちができるかもしれないという可能性が凄く楽しくて好きです。ラジオを聴いているだけで『あ!この人もしかしたら今眉毛がハの字になっているかもしれない』とか『凄く満面の笑みなんだろうな』というのが、聴いている人に情景が浮かんだりしますよね。声だけで浮かぶというのが凄いなと思って、そういう表現を私も声だけできるような人になりたいなって思ってます。でもついつい、声しか届かないはずなのに、身振り手振りとかいっぱいやっちゃいます(笑)」
♪須田さんはどんなことを意識しながらラジオのお仕事に臨んでいるのでしょうか。
須田亜香里「私は喋っていたり、ダンスしていたりすると、表情が弾け過ぎちゃって、表情が散らかっちゃうんですよ(笑)。笑い過ぎたりとかして。だから『きっと笑顔が散らかっているんだ』というのを想像して頂けるのが凄く楽しみです。もちろん、『わー!』と笑うのも見てほしいですけど、想像だからこそ、何か感じてもらうものがあると思っているので。もしかしたら『はじめまして』の方も、今の私の声を聴いてくださっているかもしれませんよね。そんな方にも声から顔を想像して頂いたりとか、『今どんなことを考えているのかな』とか想像してもらえるのかなと思うと、『これも新しい出会いだな』と思ってワクワクします」

(^o^)/一期一会の精神とともに成長するアイドル須田亜香里 (゜▽゜*)

♪出会いを大切にする須田さんらしいお言葉が聞けたところで、ここからは昨年末から2月にかけて行われたSKE48のアリーナ&ドームツアーについて伺っていきます。SKE48にとって最大規模のツアーから須田さんは心にどんなお土産を持ち帰ったのでしょうか。
須田亜香里「SKE党決起集会で、神戸、横浜、名古屋とツアーさせていただいて、なんですかね…。もちろん地域によって、そこでしか会えないファンの方もいたと思うし、その方たちと出会えたというのも凄く嬉しいし力になりました。ずっとナゴヤドームを目標や夢にしてSKE48をやってきたところもあるんですけど、『ナゴヤドームに力を入れます』というのはありませんでした。ひとつひとつの舞台が、劇場公演にしても1回1回がその時にしか出会えない方がいらっしゃるじゃないですか。だから私たちの中で…もちろん私の中でも常に『心がけたい』と思っているのは、そこでの出会いを大切にしたいということです。私たちにとっては何度かあるライヴかもしれないけど、そうじゃなくて、この世にひとつしかないライヴというのが私は特別で好きなので、神戸も1回しかないし、横浜も1回しかないし、ナゴヤドームも1回しかないからこそ、『また立ちたいな』と思いますね。それはファンの方に連れてきていただいたステージだからこそ、また立てるように頑張りたいです」
♪約3年前、私は名古屋市・栄で初めてSKE48の劇場公演を拝見したのですが、決してメインとは言えない場所で、そこだけ重力がないかのように大きな残像を残す須田さんのパフォーマンスは、一期一会の精神をまとったアイドルの極限の姿として捉えることができました。アリーナやドームと舞台は変われども、須田さんのそんな姿にブレはまったくなかったのですが、今回のツアーでは大事な挨拶を任されるなど、須田さんはグループを引っ張っていく立場へ成長していったようです。
須田亜香里「SKE48のライヴをやらせていただくに当たって、今まで自分が凄く前の列で歌ったこともなかったですし、自分が『皆さんこんばんは、SKE48です』と代表でご挨拶とかをさせていただくことがなかったので、そういった重要な役割を任せていただけるようになったというのは、それもまたこの1年でファンの方から私にプレゼントしていただいたものだと思います。だから『真っ直ぐ受け止めて自分のものにしたいな』と感じますね」
♪成長という意味では、ナゴヤドーム公演前に自慢の黒髪をバッサリ切るなど、今回のツアーはある意味、須田さんの中で殻を破るきっかけだったのではないでしょうか。
須田亜香里「そうですね。たしかにツアーが神戸から始まって、横浜、名古屋へ来る間に、髪型が大きく変わっていますね。ナゴヤドーム(公演)の1週間前に髪を30センチ程切ったのも、なんで切ったかというと、現状に満足しかけている自分が嫌だなと思ったからなんです。もちろん幸せなことがたくさんあって、幸せを感じられるのは凄く素敵なことだと思うんですけど、逆に幸せって続かないと不安になるじゃないですか。だったらそれを幸せと考えるのでなくて、ステップアップできるものに考えなきゃいけないなと、幸せという絶頂でなく、『まだ伸びることができるぞ』という意味で髪を切りました。そこから伸びていこうという気持ちを込めたので、ナゴヤドームでまた違った姿をお見せできたと思いますし、ツアーの期間で違う私がまた生まれたのかもしれないですね」

(^o^)/あかりん「未来とは?」をライナーノーツする (゜▽゜*)

♪今の須田さんの言葉と重なるのですが、SKE夢の舞台であったナゴヤドーム公演も絶頂でなく、次が見えるポジティヴな余韻を感じることができました。そんなSKE48の今を捉えているかのような今回のシングル「未来とは?」は、名古屋ドーム公演でミュージックビデオの撮影が行われました。2日間で合計7万人を巻き込んだ逆再生での撮影にはどんな秘話があったのでしょうか。
須田亜香里「今はひとつの作品というかミュージックビデオになっているんですけど、ミュージックビデオの撮影をナゴヤドームで『今からします』と言った時、初披露と言っても全部逆回転じゃないですか。曲も反対からですから、メロディにもなっていないし、歌詞も逆再生って1回ローマ字に直して、それを反対側から言っているので暗号みたいなんですよ(笑)。だからよく解らなかったかもしれないミュージックビデオの撮影だったと思うのですが、ファンの方は『頑張れ!』と優しい目で見ていてくださっていて、凄く心強かったです。振りも普段は表から踊るのが反対側から…正しく見えるように逆さから踊っているので、振り入れからチンプンカンプンで『もう覚えられない』と思ったけど、でもファンの方がいてくださって、楽しくって、いつもと変わらない笑顔でパフォーマンスできたのが楽しかったですね。ミュージックビデオもできあがったのを見たら、私たちは真っ直ぐ歩いているように見えても、周りの景色が逆に動いているという、不思議な空間ができあがっているのが面白かったですね。風船が落ちてきたところも、ミュージックビデオの中で風船天井に向かって上っていったりとか、もの凄いミュージックビデオになったので本当によかったです」
♪歌詞という観点から「未来とは?」の共感ポイントについて伺ってみたところ。
須田亜香里「歌詞とメロディ合わせて好きなんですけど、『夜が来て 闇になり 一人残されても』というところですかね。そこの歌詞は凄くネガティヴというか暗い感じなんですよ。ひとりで籠っているみたいで。でもメロディが凄く力強いんですよ。凄くネガティヴな歌詞なのに、力強さが加わっている絶妙な——甘辛じゃないですけど、そういう甘いものと塩辛いものの絶妙な組み合わせがぐっと来ますね。好きです、そこのフレーズが。私自身、いつも明るい分、『そういうところがもしかしたら心の内にあるのかな』とか、自分の内に重ねたりしながら聴くと、『頑張れって』って何となく…自分に対してなのかもしれないですけど、凄く力強くて力が湧いてきます」
♪今のお話は、須田さんの笑顔や前向きな姿勢に背中を押されるファンの心情にも通じるものがあると思うのですが。
須田亜香里「そうなんですかね。でも握手会とか、『もうすぐ就活が始まるからなかなか会えなくなっちゃう』とか『テストがもうすぐあるんだけど』とか『大事なお仕事任されているんだ』って、私にそういう心配事だったり、これから頑張らなくてはいけないことだったりを伝えてくださる方も多くて。握手会で会う回数がもしかしたらお仕事の関係で減っちゃう方もいると思うんですよ。私自身、ファンの方との時間が楽しみなので、『寂しいな』と思うんですけど、その方も頑張っているからあかりも頑張ろうと思えるんです。だから、いつも『頑張ってね』と心の底から応援できるのが、もしかしたら私からのメッセージにもなっているのかなと思いますね。辛い時程、強く頑張らなくてはいけないかなと思うので、私からもそこはオススメ・ポイントです」
♪対照的オープニングで紹介しましたカップリング曲「S子と嘘発見器」は、ポップで、くすっと笑いたくなるようなチームKUっぽいカラーが出ている印象を受けました。
須田亜香里「私は去年の4月にSKE48にとって初めての組閣——クラス替えみたいにチームがシャッフルされたんですけど、その時はチームSからチームKUになって、チームSが築き上げたものだったり、チームSの中で自分で叶えたいなと思っていた目標が崩れてしまった感じがして、凄く悲しかったんですよ。でもそうじゃなくて、それも無駄じゃなくて、今チームKUになって凄く自分にプラスだったなと思えることがたくさんありました。いつも『ちゅりさん』と呼んでいる高柳明音さんがリーダーなんですけど、ちゅりさんは凄く皆を吸い寄せる力があるというか、『皆まとまって』というまとまりでなく、ちゅりさんの周りに自然と集まるのがチームKUみたいな感じで、凄く楽しいんですよ。
私は今まで個人プレイが多くて、ひとりで突っ走ってしまうところもあったんですけど、KUになって皆でひとつのものを作り上げる楽しさとか…楽しさは分かっていたつもりだったんですけど、協調性が持てなくて、うまく馴染めなかったりというのが多かったんです、学生時代とかも。けど、『皆でひとつ』というのがこういうことなんだと、チームの良さを学んだというか、本当に本気でおバカなことができるし、本気で歌って踊れるし、そういうところが今回の『S子と嘘発見器械』だなと思って、メチャクチャ楽しいんですよ(笑)。歌詞も『M藤S子』さんが出てきて『M藤S子』さんと彼氏が浮気している——『キスをしたでしょ、あなた』と『嘘発見器を持ってきたからYESかNOか答えなさい』と言うんですけど、それが普通っぽくない曲でKUっぽいなと思って。どんな面白いことも全力でやっちゃうKUらしくて好きです」
♪今のお話にちなんで、握手会でいつも来てくれる人が別のメンバーさんの列に並んでいるのを見かけたら、須田さんも嘘発見器にかけたくなってしまうのでしょうか?
須田亜香里「あ!なんか『誰々ちゃんのレーンに行ってくるよ』って握手会で言われたら『あ、そっか〜』とそれはそれでいいんですよ。券をゲットしてしまったら仕方がないじゃないですか。なのでモヤモヤはしつつ(笑)、『行って来ていいよ』と言えますけど、言えるようになったのもちゃんと自分に自信を持とうと思ったからです。前に母が言っていたんですけど、『浮気しているんじゃないか』とか『他のところに行っているんじゃないか』と心配になるということは、自分が不安ということなんですよ。『その人に対して、自分を好きでいてくれるということに、自信が持てないから不安になるんでしょ』という話なんですけど。ということは、自信が持てるくらいその方との絆を深めることができれば、他の子に行っても…まあ、モヤモヤはしますけど、『自信を持っているんだ』と自分に言い聞かせています。だから歌詞にもあるんですけど(笑)怒ったりはしないんですけど、『言ってみなさい』という感じですね(笑)。『S子と嘘発見器』は本当に衣装が面白いんですよ。衣装の真ん中から左が学ランで、右がチアガールなんです。だから体を横に向けると、片方からは学ランを着ている人にしか見えなくて、反対側から見るとチアガールの女の子にしか見えないんですよ(笑)それが凄く面白いので、衣装も含めて観てもらいたいです。あとKUのメンバーも皆テンションが凄く高くて、笑顔以外の表情もたくさん映っているので、絶対楽しいと思います(笑)」
♪地元のプロ野球チーム中日ドランゴンズを応援するユニット、九龍嬢(ドラゴンガールズ)の「Mayflower」のも須田さんは参加されています。
須田亜香里「ドラゴンズの応援ソングに今回歌唱メンバーに入れてもらっているんですけど、少人数の歌唱メンバーに選ばれるのは、私にとって凄く特別なことで嬉しいです。しかも大好きなドラゴンズの応援曲として歌わせてもらうのがまた嬉しくて(笑)。ナゴヤドームのコンサートの時は、私たちのコンサートをより盛り上げてくださるゲストの方を何人かお呼びしていたんですけど、その中に元中日ドラゴンズの山崎武司さんと井上一樹さんが来てくださって、どちらの方も15年前にサイン会に行かせてもらったおふたりだったんですよ。そんなおふたりにステージで会えたのも嬉しくて、井上一樹さんは現役時代と同じピンク色のリストバンドをしていて、テンションが凄く上がりました(笑)。今までも有名な方と共演させて頂いたことがあって、嬉しくはあったんですけど、あんなにテンションが上がったのは初めてだったかもしれませんね。自分でも『あんなにテンションが上がるんだ』とか『あんなにも平常心を保てなくなるんだ』と驚いたくらい珍しい経験をさせてもらったと思います(笑)。(私にとって)中日ドラゴンズは小さい頃から欠かせないんだなって。なので、是非この曲をナゴヤドームで中日の試合がある時に歌わせていただきに行きたいです。私たちのコンサートには元先週のおふたりに来ていただいたんですけど、厚かましいことを承知で、歌いに行きたいです!(笑)。新しい夢ですね」
♪以前、同じチームの高柳さんが中日戦の始球式で投げましたが、須田さんもいつかは…
須田亜香里「やりたいんですよ!私は現役の中日ドラゴンズの選手で応援させていただいているのが山本昌さんなんですけど、『山本昌さんが登板の時に始球式をやってみたい』というのが私の密かな夢なんです。昌さんは左利きの左投げなんですけど、私も左利きなんですよ。以前、雑誌で山本昌さんと対談させていただいたことがあるんですけど、本当に優しくて、『今度僕が投げる時に始球式に来られたらいいね』と言ってくださったんです。さらに『もしもその時が来たら、僕も左利きで左投げなので、僕のグローブを使えばいいよ』と言ってくださって、メチャクチャ嬉しくて、想像するだけウワウワですね(笑)。だから実現した時に大丈夫なように、お休みの日は父と一緒に公演でキャッチボールをしています。なので投げることになったら、張り切って投げたいと思います。SKEのコンサートとは違う景色ですけど、ファンの方ももし駆けつけてくださったら、心強いですね」

曲:「未来とは?」SKE48

(^o^)/須田亜香里のアイドル哲学 (゜▽゜*)

♪このコーナーでは、自分を客観視する確かな目を持ちながら、「明日死んでも後悔のない生き方を」と、瞬間、瞬間を完全燃焼している、須田さんの妥協なきアイドル哲学について伺っていきます。先ほど『自信が持てるようになった』というお話を伺いましたが、ターニングポイントになったのは2013年の1年間だったりするのでしょうか。
(31:40〜32:00)
須田亜香里「そうですね私にとって大きかったのは悩んだのも去年だったし、凄く幸せが訪れてビックリしたのも去年です。2013年ですね」
♪昨年悩んだことのひとつには、4月に行われた日本ガイシホール公演で同期を始めとする多くの卒業生を送り出したことも関係しているのでしょうか。
須田亜香里「私としては卒業メンバーが出たのも寂しかったし、今までいたはずの引っ張っていてくれたメンバーがいないことも(心に)ポッカリ穴が空いたような感覚はもちろんありました。でも自分の夢を叶えるための卒業なので、寂しいと思ったりするのは当たり前なんですけど、『行かないで』と思ったりとか『あの子たちがいなきゃ』と思うのは、自分のためにもならないし、卒業メンバーもここから先気持ちよく頑張れないというか、もしかしたらSKEに未練が残ってしまったら申し訳ないので、卒業メンバーがいないから悩むというのはしないようにしていましたね」
♪丁度取材前にチェックしたブログで「去年の初めは辛いって思いたくなってしまった時期もあったけれど」という一文があったことを指摘したところ、「そんなこともありましたね」と須田さんは振り返っていました。悩んでいた時期も今では幸せと思えていたりするのでしょうか。
須田亜香里「そうですね。悩む時期って誰にもあって、その時は辛いと思うんですけど、そこを通らなければ今の自分にならないじゃないですか。『もうダメだ』と思うかもしれないですけど、『必要なことなんだな』と思うんです。その時は気づけないんですけど、どの出来事も『ありがとう』と言えるところが必ずあるんですよ。悩んでいる時って、悩んでいることしか見えなくなってしまうと辛いですよね。でもちょっと隣を見たりすると、支えてくれる人がいたりとか、励まそうとしてくれる人がいたりとか、そこに気づくことができると、悩んでいる時でも幸せになれるのかなと今の自分は思っています。だけど、まだ実行できていないですね、きっと。悩んでいる時は、本当に悩んじゃうと思いますし、後で気づくものなのかなと思いますね」
♪「幸せは何かが起こった後に理解される感情だ」というのは私の持論ですが、その幸せの根底に「ありがとう」の気持ちがあることに気づかせてくれた須田さんの言葉には、娘世代とはいえ、尊敬をおぼえてしまいました。そんな須田さんにアイドルをやる理由につて伺ってみました。
須田亜香里「私にとってアイドルをやる理由というのは…何ですかね。今はできる限りアイドルを続けることが、出会ったファンの方や、周りで支えてくれる家族だったりメンバーだったりスタッフさんに対する恩返しになると思っているんですけど、続けてこられたのもその人たちがいてくれたからなんですよね。だから私自身、アイドルでいることやアイドルとして過ごす時間が好きだからという理由ももちろんあるんですけど、『支えてくれる人に何か自分で返せるものがこれから先ある』と信じている時が自分で『頑張ろう』と思える時なのかなと思います」
♪そういう気持ちになれたのもアイドルを始めたからだと思うのですが、元々クラシックバレエを長く続けてこられられた須田さんがアイドルを目指そうと思ったきっかけとは?
須田亜香里「私がアイドルを目指そうと思ったきっかけは、何ですかね…。私自身、人前で歌う人になる予定はなかったんです(笑)。ずっと昔からなんですけど、人前で歌うのが凄く苦手で、周りの友達にも音痴って思われていたし、思われているけど、ハッキリ言ってこないのも『本当に音痴なのかな』と凄く心配していたので、本当に歌うつもりはなかったんですよ。高校3年までずっとクラシックバレエを続けていたし、何もなければクラシックバレエをずっと続けてバレリーナになりたいなと思っていたので、なんで芸能界に興味を持ったかというと、昔から疑問で…。テレビに出ている同年代の女の子と自分は何が違うんだろうと思っていて、以前はテレビがひとつの世界だと思っていたんですよ。住んでいる世界が違うからこの人たちはテレビに映っているんであって、私は普通に生活する人の世界にいると思っていたので、自分がなれるという感覚もなくて。『何が違うんだろう』と『生まれ育った場所が違うんだ』と思い込んでいたんですけど、もちろんそう思っていた時点で憧れていたんだなと今は思っています。モーニング娘。さんとか昔好きだったんですけど、その時は『(アイドルに)なりたいとまで』は思わなかったんですよ。でも高校3年の時にクラスの友達がAKB48さんのCDを貸してくれて、ミュージックビデオを観たり、音楽を聴いた時、凄く楽しそうと思ったんです。クラシックバレエって、もちろん皆でひとつのステージを作ったりするんですけど、その当時はバレエのコンクールによく出ていたので、やっぱり個人プレイというイメージが自分の中にあって。その分、皆でひとつのことをやってみたいというのがあったので、丁度SKE48が3期生を募集しているというのを知って『受けてみたいな』と思い、『自分も挑戦してみたいな』と応募したのがSKE48だったんです。歌うのがイヤだったのになんで(応募種類を)送ったかというと、3期生は選考内容のところに、書類審査、面接、ダンス審査しか書いていなくて歌がなかったからなんです(笑)。だから『歌がないなら受けてみよう』(笑)と、入ったら歌わなければいけないことも忘れて、安易に『チャレンジしてみたい』という気持ちで受けたんですけど、結局、歌唱審査が3日前に追加されて歌わなければいけなくなってしまったんです(笑)。なぜか歌ったにも拘らず合格という、そういう経緯で今SKEにいさせてもらっています」
♪では実際にアイドルの世界に入り、様々なハードルを乗り越えてきた今、アイドルである自分に対してはどのように感じているのでしょうか。
須田亜香里「なんか完全に自分の中の理想のアイドル像が今の須田亜香里という感じなんですけど、本当に自分の理想ができちゃったので、何ですかね…。周りから見ると『正統派アイドルではないよね』という括りになっているんですけど、私は理想のアイドルを追い続けていたら今の自分になっていたので。SKEに入った当初から応援してくれている方は『昔から変わったよねキャラクター』と言ってきたりするんですけど、でも私的には変わったとは思っていなくて、昔から同じような考え方はしていたんですけど、うまくやる方法が分かっていなかっただけで、根は変わっていないんですよ(笑)。だからもしかしたら自分のアイドル像でやっているつもりでも、もしかしたら操作しているのは(客観的な場所にいる)須田亜香里さんなんだろうなという感じがしますね、最近は」
♪須田さんの理想のアイドル像は、同じ3期生の松村香織さんとのユニット、だ〜す〜&つ〜ま〜の「ここで一発!」の歌詞にも見ることができるのでしょうか。
須田亜香里「そうですね。『賛成カワイイ!』のカップリングで、だ〜す〜&つ〜ま〜の「ここで一発!」という曲で、初めてふたりユニットを組ませていただいて歌を歌うというのは、本当に自分の中で大きかったんですよ。歌詞を聴いてみたら、全部自分たちにピッタリで、『どこにいてガツガツ行こうぜ』という歌詞だったりとか、自分の置かれていた境遇とかも歌詞になっていたりして、『ずっと目立たない場所だったけど、ずっと見ていてくれた人サンキュー』とか、『ずっと見ていてくれた人がいたから今の私はここにいるということ』と、『ここまで来たよ』というのを歌詞の中に秋元(康)先生が組み込んでくださったりしていて、それが凄く嬉しかったです。自分がSKE48に入ってきてやってきたことって、どこにいてもガツガツ行くという、そういう姿なんだなと思います。あまり意識はしていなかったものの、自分がどうやったら覚えてもらえるかとか、結果的にガツガツという言葉になっていますけど、自分のやってきたことが1曲の歌詞になったのは凄く嬉しかったですね」

●曲の中ではガツガツという言葉で表現されていますが、以前ブログの中で「謙虚と遠慮」の違いをしっかりと考えているように、その姿勢の中には他の人を思い遣る気持ちが存在しています。そんな須田さんの理想のアイドル像が垣間見える曲を、須田さんの曲紹介と共にお聴きください。

須田亜香里「私、須田亜香里と、終身名誉研究生の松村香織ちゃんのふたりで歌わせていただいているこの曲を聴いていただきたいと思います。だ〜す〜&つ〜ま〜で『ここで一発!』」

曲:「ここで一発!」だ〜す〜&つ〜ま〜

(^o^)/あかりんへ「勝手に群馬観光協会」 (゜▽゜*)

♪このコーナーではSKE48と須田さんによって名古屋の魅力を知った私がお返しにということで、「勝手に群馬観光協会」と題しまして、群馬をPRしたいと思います。以前、ブログの中で温泉アイドルを目指していることが書かれていましたが、須田さんにとって温泉の魅力とは?
須田亜香里「本当に温泉は好きです。疲れているわけじゃないんですけど、癒されるのが本当に好きで、家族で温泉に行ったりするのも好きですし、小さい頃に温泉に連れて行ってもらった思い出とか結構残っていますね」
♪では草津、水上、伊香保などを擁する群馬の温泉でどんなお仕事がしたいか伺ってみたところ。
須田亜香里「もし行くんだったら指がふやけるまで入りたいですし、1日に何軒もまわりたいですね。美肌の湯とかにも入りたいし、行く前の自分の肌がトゥルントゥルンになるくらい温泉に浸かりまくりたいです(笑)。だって温泉に浸かるアイドルって、いいことしかないじゃないですか。(肌が)ツルツルになってより綺麗になるし、自分も癒されて、明日からより新しい自分をお見せできるし、いいことしかないですよね。なので是非色んな温泉に入ってツルンツルンになりたいです。いやトゥルントゥルンになりたいです(笑)」
♪名古屋にはきしめんという立派な麺文化が根づいていますが、新幹線の下りホームでよくきし麺を食される須田さんにとってきし麺は「名古屋ただいま!」を象徴する名古屋めしとのことです。群馬にも水沢うどんを始めとする麺文化が存在していることをお伝えしながら、昨年の「日清食品 presents うどん日本一決定選手権」の評価部門でグランプリを獲得した「ひもかわうどん」をプレゼントしたところ。
須田亜香里「え?ひもかわうどんですか。え?何これ?板?チューインガムみたいじゃないですか。大きいチューインガムですよ。凄い。なんか、きしめんの太くて短い版ですよね。ちょっと説明を読んでみよ——『必ず1本ずつ鍋に入れてください。まとめて入れると麺同士がくっついてしまいます』。え!めちゃくちゃデリケートじゃないですか(笑)。『できるだけ鍋にたっぷりのお湯を用意します。沸騰したら麺を1本ずつ入れて箸でかき混ぜます。一度にまとめて入れると麺がくっつきます』。(うなずきながら)はい。『麺が浮き上がったら、お湯がこぼれない程度に火力を加減し、10分から11分』。あ!パスタみたいに結構茹でるんですね。汁は甘めなんですか。美味しそう。本当に気になります。なんかきしめんの親戚みたいですね。きしめんの親戚で合っているのかな?いとこ?(笑)似てます」
♪昨年10月に開催された「SKE48リクエストアワー」のライブビューイングが売り切れるなど群馬にもSKE48のファンが多いことをお伝えしたところ。
須田亜香里「(握手会などに)群馬から来てくださるファンの方とか、あとお手紙とか頂くと切手のところの郵便局の消印に群馬の街の名前が書いてあることがよくあるんですよ。お手紙をいただくとよく消印のところを見ちゃうんですけど、どこからお手紙を送っていただいたのかなと見ると、群馬の方もいらっしゃいますね。だから喜んでいただけるんじゃないかなと、今私がお話していることも、楽しみです」

(^o^)/あかりんの「音楽の履歴書」そして「未来とは?」 (゜▽゜*)

♪番組の感想をお手紙で頂けたら嬉しいですと須田さんはお話されていました。そんな特集の締めは恒例の「音楽の履歴書」です。まず須田さんが初めて買ったCDとは?
須田亜香里「えっと、まず初めて買ったCD?はどっちら覚えていないんですけど、『ポケモン言えるかな?』かモーニング娘。さんの『LOVEマシーン』ですね。自分のお金で買ったのはモーニング娘。さんの『LOVEマシーン』が初めてです」
♪今回は駆け足になってしまい恐縮なのですが、最近お気に入りのCDは?
須田亜香里「小さい頃家族でドライブに行く時に、いつも母のカセットテープを車で流していて、その曲が全部森高千里さんの曲だったんですよ。で、最近、歌番組に出演させていただいた時に近くで歌声を聴かせていただく機会があったんですけど、それで凄く無性に聴きたくなったので、カセットテープだと今使いにくいので、CDの中古屋さんでもう1回同じCDを買ったんです。それで車でかけたりしているんですけど、『私がオバさんになっても』は王道じゃないですか。昔から私も好きなんですけど、久しぶりに聴いてやっぱり面白いと思ったのは『ハエ男』です。『ハエ男』って何だと思いますけど、そういう意味があり過ぎないで、意味がある曲が面白いなと思って好きです」
♪では今回の特集の最後に、アイドル須田亜香里とSKE48の「未来とは?」について伺ってみました。
須田亜香里「私自身、アイドルとしの未来はできる限り長くアイドルをやりたいです。ファンの方に支えられている分、できる限り長くやるというのが恩返しになるので、できる限り長く。そして限界を自分に作らないで、常に成長を見せられるアイドルでいたいですね。あとバレエをやってきて、今はSKEに入りアイドルでいるという、自分の人生の中でステージに立つことは欠かせないことなので、ずっとステージに立ち続けたいと思います。その中でチャレンジしてみたいのは、同じステージ繋がりでクラシックバレエもダンスも歌も生かせる、ミュージカルとか舞台とかは、自分のステップアップになるというかステップアップした先でチャレンジしたいことのひとつです。で、SKEの未来ですか。私がSKEの未来を語るのは早いような気がしますけど、私が思うSKEらしさをこれからも持ち続けていきたいなって思いますね。SKEって髪型を作ったとしてもライヴ中に髪のことを気にしないし、汗びしょびしょになって、汗が客席に飛んでいくのも見えたりするんですよ。劇場公演はファンの方との距離が近いので『ファンの方に汗が飛んじゃった、どうしよう』と思うんですけど、それも含めて汗びっしょりになっている私たちがSKEらしさを表しているのかなと思いますし、劇場を大切にしてそういう私たちであり続けるということがSKEの未来に繋がるのかなと思います。やっぱり先輩がずっと守って来てくださった劇場だったりとか姿勢なので、私たちもそれを受け継ぐことで先にあるもっと大きな幸せをファンの方と一緒に掴んでいきたいなと思いますね。それがSKEだと思います」

曲:「ハエ男」森高千里

 ライナーノーツ特別編『SKE48須田亜香里インタビュー特集』は如何でしたか。悩みの中から未来へのヒントをつかんでいこうとする須田さんのアイドル哲学は、クラシックバレエから続くステージの上の人という宿命を自ら背負いながら、今のアイドルという運命をマネジメントしている——ふたつの確かな眼差しの上に成り立っているように感じられました。折しもSKE48の新曲「未来とは?」のように、新しい生活へ踏み込んでいこうとする方が多い時期——須田さんのアイドルとしてのあり方は不安と希望の入り交じった新しい生活の中で何かしたらのガイドになるのではないでしょうか。

お送りしまたのは
SKE48チームKUで「S子と嘘発見器」
SKE48で「未来とは?」
だ〜す〜&つ〜まーで「ここで一発」
森高千里さんで「ハエ男」でした。