ON AIR後記 8/28(月) 「ユウガチャ!」マリッジ♡イクジ

岡部哲彦です。ユウガチャ月曜の17時台では
FMGUNMA結婚・子育て 応援キャンペーンの
連動企画として、結婚や子育てに関する”気になる情報、話題”を
毎週 ピックアップしてご紹介しています。

きょうは「イクボス養成塾」をピックアップします。

育児に積極的な男性は「イクメン」と呼ばれたりしますけど
この「イクボス」とは、「部下の育児に理解を示すボス」
=つまり社長や部長・課長といった経営者や管理職、
 上司を意味する言葉で、群馬県が 作り出した造語です。
 県では今、この「イクボス」の増加、普及に力をいれているんです。

「イクボス」という言葉が出来たきっかけは
群馬県が2010年に行った、県内企業の調査で
育児休業をとるためには「上司の理解」がかかせないという声が多くて、
とりわけ男性の育児休業については5割近くが
とりたいと考えていても、
実際にとった割合は、非常に低くなっていたため
経営者や管理職の理解を 進める必要があると痛感して
「イクボス」という言葉を作り出したそうです。

つまりは育児に理解のある経営者や上司の養成講座です。

定義は「職場で共に働く部下・スタッフのワークライフ・バランス
   (仕事と生活の調和)を考え、その人のキャリアと人生を
    応援しながら、組織の業績も結果をだしつつ、
    自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司」
となっていて、これだけきくと「自分には無理」とか
「スーパーマン」的な印象もあるかもしれませんけど、
育児のサポートには、職場の理解は欠かせないわけで
「イクボス」の養成は急務とも言えるかもしれません。

定義から言えば自分自身が「仕事と私生活を楽しんでいる」上司で
あることも、部下のために大切なことかもしれません。

そんな「イクボスの養成塾」
9月13日に、太田市の太田商工会議所で予定されています。
今回はイクメンブームを起こした1人としても知られる
NPOファザーリング・ジャパン代表理事の
安藤哲也さんを講師に迎えて「イクボス」についての講演や
ワークショップを経て、参加者による「イクボス宣言」が
予定されています。

なお9月13日以降も、来年1月と2月で
「ぐんまイクボス養成塾」の開催を予定しているそうです。
詳しい情報は今後、群馬県労働政策課のホームページに
掲載される見通しです。

私も以前「イクボス養成塾」の取材をしたことがあるんですけど
例えば育児に、女性社員だけでなく男性社員も積極的に参加することで
結果的に会社の帰属意識や 社員のやる気が高まることや
仕事と育児の密接な関連・ツナガリについていろいろ勉強できた
記憶があります。

人口減少社会で、会社として生き残るためにも
働きやすい職場づくりは課題になっていますが
「イクボス」養成という選択肢も重要になってきそうです。