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平成20年12月 公共施設に関する愛称の取扱い指針
この指針は、群馬県や県内市町村が公共施設の命名権を販売し、愛称を決めた場合に適用する。当初からの命名並びに改名のときはこの指針を適用しない。

一、指針の基本的考え方

命名権販売と愛称について、次を理解する。

@命名権販売では、当該施設の正式名称をそのまま存続させ、別途愛称の命名権を販売する。正式名称と愛称の二つが存在することになる。

A 自治体は、命名権販売によって金銭的収入を得ることを期待する。その一方、企業側に不祥事が発生したときには、施設の公共性を配慮して、愛称の継続使用を制限することになる、と思われる。

B 命名権を取得した企業は、自治体に対して金銭面で社会貢献するほか、愛称命名による企業イメージアップまたは広告効果を期待する。その一方、施設側の不祥事等によって一時的に愛称使用がイメージダウンにつながることは避けたいと考えている、と思われる。

C 県民には、慣れ親しんだ施設名が代わると、愛称がどの施設のことなのか分からなくなる心配がある。その心配は愛称名の施設数が増えるほど強くなる、と思われる。

D 施設利用団体または企業が施設の愛称使用を嫌って、正式名称のみの使用にこだわることがある、と思われる。(例)利用団体が公共性を重んじるとき、利用企業が愛称企業とライバル関係であるとき。


二、取扱い基準

愛称の取扱いは、次により行う。

(1) 県民理解の原則
県民、リスナーに「どの施設のことであるか」を分かってもらうことが極めて大切であり、このことをあらゆる原則に優先させる。

(2) 呼称併用の原則
どこの施設であるか、分かってもらうため、愛称と正式名称(県民に定着している略称も可)を併用することを原則とする。併用とは、愛称と正式名称の双方を適宜使用することを言う。つまり、放送全体の中で、@同時に双方の名称を並べて使用(並列表記)したり、A愛称のみを使用したり、B正式名称(略称も可)のみを使用したり、実況中継で@ABを適宜使用したり、と言った具合に、放送全体の中で、愛称だけでなく、正式名称も適当に露出(使用)することを言う。これによって、例えば、転勤してきたばかりの県民にとっても愛称と正式名称の理解に役立つ。また、不祥事のニュース報道に際し、愛称に代え正式名称のみを使用する場合に備えることができる。

(3)時間経過を考慮
時間経過の中で、愛称が「定着したかどうか」を見守りながら、愛称のみの使用を増やして行く。どの程度にするかの塩梅は、現場判断に任せる。但し、不祥事において正式名称のみを使用する場合に備え、前記「呼称併用の原則」を守る。当社の報道とパブリシティーにおいては、必ずとは言わないものの適当な割合で、愛称と正式名称との同時使用(並列読み)を適宜行う。(例)「愛称○○○・正式名称×××」

(4)企業側利益の擁護   施設側に不祥事の場合
施設で火災、事件事故、衛生管理事故等の不祥事(例えば前橋市民文化会館駐車場での殺人事件)が発生したとき、施設の愛称が繰り返し報道されることになると、企業側にとって予期しないデメリットが生じる。こうした事件事故や不祥事の報道では、企業側の不利益を防ぐため、正式名称(略称も可)のみを使用し、愛称使用を控える。

(5)施設側利益の擁護   企業側に不祥事の場合
愛称企業に不祥事があったときは、施設側に不利益を生じる心配があるので、当分の間、正式名称(略称も可)のみを使用し、愛称は控える。企業の不祥事により愛称を変更する場合は、変更後の愛称使用について、慎重に対応する。

(6)施設利用者の意向尊重
施設利用団体または企業がイベントの実施にあたり、施設の愛称を使用しないことを明らかにしたとき、当社はその意向に従って放送する。当社へのコマーシャル出稿に際して同様の意向を明らかにしたときも同じ。


三、ケーススタディー

当分の間、次により措置する。

(1) 主体的放送での取扱い
〜ニュース、情報、番組全般、パブリシティーについての取扱い〜
@報道、パブリシティー等、当社が主体的に行う放送では、前記取扱い基準の(1)〜(6)に従って、報道またはコメントする。

Aインターネット、番組表の文字は、愛称が定着するまで、並列表記する。
 愛称○○○○(正式名称××××)  正式名称は略称でも可
 字数に制限があるとき、当面は正式名称のみの表記を可とする。
 時間経過の中で愛称のみの表示に移行する。

(2) コマーシャルでの取扱い
〜コンサート告知、インフォマ、CM、コマーシャルについての取扱い〜

@コメント原稿に施設名が入るときは、当分の間、愛称と正式名称(略称も可)を同時使用(並列表記)することを基本とする。リスナーにどこであるか分からせるため。

Aコメント原稿の施設名が愛称のみの場合または正式名称のみの場合、当分の間、愛称と正式名称の同時使用(並列表記)を出稿者側に要請する。

B施設利用者の意向または秒数の都合等の理由により、出稿者側が片方の名称のみを使用する意向を示したときは、出稿者側の意向に従う。

C愛称の使用開始以前に制作したコンサート告知は、そのまま使用する。また、愛称使用開始前(例えば4月1日から愛称使用開始、3月20日から放送開始)から告知放送を開始する場合については、これまで通り正式名称のみを使用する。