1/10 VCL2 群馬・前橋大会 観戦記

成果と課題があった2日間だった。チームは、暫定ながら首位をキープしたが、リーグは道半ば。グリーンウイングスのみならず、各チームとも、優勝の二文字など遥か彼方だ。今すべきことは、一歩一歩、確実に歩み続ける事。自分たちのバレーをしっかりする事。そうすれば望むべき結果へ到達できるのだから。

リーグ再開となる前橋大会は、前橋市関根町のぐんま武道館で行われ、2日間とも大観衆がグリーンウイングスの背中を押した。

チームはこの2日間で、いくつかの成果を得た。まずは、ストレート勝ちという結果だ。土曜のプレステージ・インターナショナル・アランマーレ戦では、3-0と快勝した。これまで勝負所での不安定さが指摘されていたが、この日はしっかりとゲームをまとめる事ができ、チームは、初めてのストレート勝ちを手にした。

DSC_6924

そんなチームを牽引したのが、日立二高から内定選手としてチームに帯同しトレーニングを続けていた小林愛里だ。小林は11得点と活躍し、チームに流れを引き寄せた。翌日も、攻撃の一翼を担う活躍を見せ、石原監督も「期待以上の活躍だった。」と小林のプレーを振り返っており、今後の戦いに向けて、また大きな力を得た事を証明した2日間でもあった。

一方で、日曜は課題の残す一日となった。上位争いのライバル・GSSサンビームズに対し、フルセットの末、敗れた。特に浸透してきた感がある戦術について、石原監督は「上手にやろうと言うのが先行してしまった。」と振り返り、試合前に話していた、戦術を「使いこなす」のではなく、「使うだけ」で終わってしまった。特に、セットを落とした、第2、第3セットでは、攻守においてプレーが小さくなってしまったように感じられ、グリーンウイングスらしい気迫が感じられなかった。

石原監督からひと声入った第4セットでは、サーブ、アタックも強気で、迫力があり、ディグも必ず拾うと気迫に満ち溢れ、チームにようやくらしさがでた。

だが、この日のGSSは、序盤こそ、凡ミスを繰り返したが、2セット目以降は、集中力が高く、ミスも少ない上、ボールに喰らいつき、グリーンウイングスを圧倒する粘り強さがあった。

佐藤智美が「相手の攻撃、気持ちに負けてしまった。自分たちが相手を上らまないとダメなに。」と悔やんだように、本来、自分たちがすべき気迫、粘り強さで相手を圧倒する事ができなかったところが、接戦をモノにできなかった理由だと感じる。

DSC_6900

グリーンウイングスは、実績あるエリート選手が揃うチームではない。バレーボールが大好きで、ひた向きに取り組む選手が揃ったチームだと思う。相手以上にボールに喰らいつき、拾い、繋ぎ、何度はじき返されても打ち込み、まさに全員バレーで1本を取るチームだと思う。その上で、石原監督がタクトを振るう戦術が活き、個々のレベルアップがチームをより強くするのだと思う。

常に右肩上がりとは行かないだろうし、紆余曲折もあるだろう。過密日程のリーグ戦に立ち止まる余裕などないが、敗戦から学び、今後の試合に活かせたならそれは意味があることではないか。次戦、そして、この後、グリーンウイングスらしいバレーボールで勝利を届けてもらおう。

前橋大会を終え、グリーンウイングスは、暫定首位に立った。だが、リーグはまだ折り返し地点にも至っていない。我々は、リーグ優勝を手にしたわけではない。いつでもその座から滑り落ちる可能性はあるのだ。

DSC_6916

グリーンウイングスの選手は、誰もが「最後は気持ち」と話してくれる。ならば相手を上回る気持ちあるプレーを見せてもらおう。私たちは、気持ちで負けないグリーンウイングスのバレーボールが見たいのだ。そして、「負けない気持ち」で歩み続ければ、求めるものは必ずや彼女たちのものになると信じている。

VCL2 群馬・前橋大会

9日 ○プレステージ戦 3-0(25-21、25-19、25-16)

10日 ×GSS戦 2-3(25-20、22-25、23-25、25-14、14-16)

VCL2 1月10日現在

1位 群馬銀行 4勝3敗 13ポイント

2位 GSS 4勝2敗 12ポイント

3位 トヨタ自動車 3勝3敗 11ポイント

4位 ブレス浜松 3勝3敗 8ポイント

5位 プレステージインターナショナル 2勝5敗 4ポイント

可愛いグリーンウイングサー♪

番組ではグリーンウイングスのファンのことを「グリーンウイングサー」と呼んでいます。(もちろん、チーム非公認w)

チームの活躍、頑張りもあって、このコーナー宛に、「応援してます!」「試合に行ったよ!」など、グリーンウイングサーの皆さんからメッセージもいただくようになりました。

そしたら、きょうは、クラブエアに可愛いグリーンウイングサーが遊びに来てくれました!!!

IMG_20160111_191049

先日の前橋大会でエスコートキッズをしたという、ゆずかちゃんという女の子が来てくれたのです!!!しかも、我らがキャプテン・須﨑 杏選手が投げ込んだ全選手のサイン入りボールを見事、ゲットしたそうでそのボールも見せに来てくれましたよ!うれし~!!^^

ゆずかちゃんはバレーボールが大好きで、クラブチームに入って練習を頑張っているそうです。憧れの選手は、全日本でも活躍する東レアローズの木村沙織選手。ぜひぜひ、そんな選手になって欲しいですし、ゆくゆくは、グリーンウイングスの選手になって欲しいぞ!と期待しちゃいます!

グリーンウイングスを知り、気にかけ、応援してくれる輪が広がっていくのを実感する今日この頃、選手たちもうれしく、励みになるでしょうし、より良いプレーにつなげてくれるんじゃないでしょうか?

FM GUNMAも微力ではありますが、チームとファン、県民の皆さんの架け橋となれるよう頑張りますのでよろしくお願いします。そして、ゆずかちゃん、本当にありがとう!また来てね!

1/11放送分 Fly High Green Wings!

1/11放送のFly High Green Wings!は、前回に引き続き、#5 先崎早織選手、#7 鬼頭朋子選手のふたりが登場!

今回は、てっぺいさんイチオシの「モコちゃん」こと鬼頭選手のパーソナルな部分に迫るべく、てっぺいクエスチョンを先崎選手に託し、質問してもらいました!

もちろん、リーグ戦に向けた意気込みもいただきましたのでお聞きのがしなく!

151224003

「オレの可愛いモコ」と言うテーマで一枚撮らせて頂きました…^^;

リーグ再開!優勝へ向け、共に戦おう!!

リーグを戦っていく手ごたえは得た。だが、たやすくリーグ優勝ができるなど誰ひとり考えていない。VCL2は、およそ4週間の中断から明け、再開する。ここからリーグが終わる2月末まで、毎週試合が続くハードな戦いが待っている。経験したことのない厳しいを勝ち抜くのに特別な方法はない。必要なのは、厳しい中でも変わらずに、チーム一丸となって歩み続け、やるべきことをやり、成長し続けられるか。それ以外にない。

160108001

各チームと4回ずつ対戦するVCL2は、1巡し、2回目の対戦となる第2レグに入っている。そんな中、グリーンウイングスは、初参戦ながら首位と1ポイント差の3位と健闘している。柿沼杏奈は「思ったより自分たちのバレーができていて、自信になっている。」と話すなど、多くの選手が同じようにリーグで戦う中で、手応えをつかんでいる。

そんな中、リーグはカップ戦の中断を経ておよそ4週間ぶりに再開する。ここからは、毎週試合が組まれ、リーグ最終戦の2月末まで一気に駆け抜けるハードスケジュールだ。キャプテンの須﨑杏も「連戦はきつい。未知なる戦いになると思うがやるしかない。」とここからの戦いの難しさを口にする。チームを率いる石原昭久監督も「選手たちは、どれだけしんどいのかを味わうことになるだろう。」と話す。石原監督は、体力的な消耗もさることながら、連戦によるケガへの心配もしており、スタッフによるサポートも大事になってくる。総力戦なのだ。

こうした中で、グリーンウイングスはどのように戦おうとしているのだろうか。

松尾由紀子は「今までやってきたことを安定させること。そして、新しいことをするよりも、できることを広げていく事が大事。」と話す。柿沼も「精神的にも、体力的にも苦しい中で、培ってきたスキルを安定して出せるかどうかが大事。」と話している。

160108003

1レグでは、勝負所で焦りやミスから自分たちのバレーを出せなくなる事が多々あった。チャンスを確実にモノにするために、まずは、自分たちがやってきたことを確実に、精度、質を上げていきたい。心身ともにより苦しい事が予想されるこの後、苦しい中でも、どれだけ自分たちのやりたいことができるかは勝敗に大きな影響を与えるだろう。

一方、今シーズンのグリーンウイングスは、戦術面の強化にも取り組んでいる。石原監督も、「選手たちが戦術を使う事に慣れてきた。」とチームの成長を口にする。そして、「ひたむきなプレーの中で戦術は意味がある。戦術を使いこなす事ができればチームも安定するのではないか。」と続けた。戦術は重要であり、選手たちの理解度もあがっているが、何よりもグリーンウイングスらしい、見ている人の心をがっちり掴む懸命さがなければ結果にはつながらない。焦らず、驕らず、着実な歩みこそが、ここから始まる本当の厳しさを乗り越える唯一の道なのだろう。

9人制の大会はトーナメント戦が多く、短期決戦が主だったが、リーグは長い。開幕前、石原監督は、「勢いだけでは乗り切れないのがリーグ戦。選手、スタッフなど、すべてを含めた総合力が試され、それが結果になる。だからリーグ戦は価値がある。」と話していた。

佐藤智美は「体力的にも厳しいが、最後は気持ちだと思う。きつい時には、周りを見てチームで戦いたい。」と話している。ここからの戦いは未知なる戦いで、恐さ、苦しさ、厳しさ、不安など、いろいろなものに立ち向かわなければならない。だからこそ、個人だけでなく、チームとしての一体感、仲間を信じて、ともに戦い抜く気持ちの強さが求められるのだ。

我らがキャプテン、須﨑は「(1レグで)勝てなかった時、1本取れなかった時の悔しさを忘れず、1戦、1ラリー、1点をモノにできるか自分たちに試されている。優勝は「したい」ではなく「する」という思いじゃなければできない。そのためには、みんなががんばらないといけない。」と話してくれた。

160108002

中断明けは、ホームゲームで始まる2連戦。未知なる厳しい戦いに立ち向かうグリーンウイングスに、ホームゲームでの大きな声援は支えになる。我々もチームと一体となる事で、リーグ優勝へ近づけるはずだ。そして、選手たちはコートで輝きを放ち、我々を虜にしてくれるだろう。

 

<試合情報>

1/9(土) 第2試合 15:00(予定) プレステージ・インターナショナル・アランマーレ戦

1/10(日) 第2試合 14:00(予定) GSSサンビームズ戦

会場は、いずれも前橋市関根町のぐんま武道館です。1階席は上履きが必要、2階席は不要との事です。

12/28放送分 Fly High Green Wings!

12/28放送のFly High Green Wings!は、#5 先崎早織選手、#7 鬼頭朋子選手のふたりが登場!

リーグ開幕からここまでの様子、そして、このコーナー初登場の先崎選手の事を鬼頭選手に紹介してもらいましたよ!

151224002

左が先崎選手、右が鬼頭選手です!

<試合情報>

1/9(土) 第2試合 15:00(予定) プレステージ・インターナショナル・アランマーレ戦

1/10(日) 第2試合 14:00(予定) GSSサンビームズ戦

会場は、いずれも前橋市関根町のぐんま武道館です。1階席は上履きが必要、2階席は不要との事です。

混戦のリーグを抜け出すために、リーグ再開となるホーム2連戦は連勝が必須!選手、チームのがんばりはもちろんですが、会場での応援が必要不可欠です!ぜひ、会場で彼女たちに熱いエールを送ってください!^^

12/14放送分 Fly High Green Wings!

12/14放送のFly High Green Wings!は、前回に引き続き、#10 柿沼杏奈 選手と#11 齋藤朱音 選手のふたりが登場!

今週は、柿沼選手の紹介トークをお届け!齋藤選手によって明かされる柿沼選手の素顔とは如何に!?^^

151214101

そして、12日土曜の試合に出かけたてっぺいさんの試合レポートも注目!使えるか、使えないかはあなた次第???聞いてね!

12/13 VCL2 東京・羽村大会 観戦記

5チームが総当たりで4回ずつ対戦するVチャレンジリーグⅡは1巡目の対戦となる第1レグを終了した。混戦とはいえ、首位争いを展開するグリーンウイングスの戦いは素晴らしいものだが、選手、チームともに、現状に満足していない。むしろ、このリーグの難しさ、厳しさにどう立ち向かうかということで頭がいっぱいだ。「戦える」という手ごたえを得た中で、いつまでも「初めての6人制」という初心者マークを張り付けられているわけにはいかない。グリーンウイングスが目指すものは「リーグ優勝」なのだから。

151213004

12日土曜のGSS戦をフルセットの末、勝利したグリーンウイングスは1位で第1レグを終了し、初参戦とは思えぬ堂々たる戦いを続けている。だが、翌日のトヨタ自動車戦では、前日同様、リードする展開の中、フルセットまで持ち込まれ、最後は、相手の粘りに屈し、逆転負けを喫した。

グリーンウイングスは、ここまで5試合を終えて、4試合がフルセットまでもつれている。「9人制からのチャレンジ」、「初参戦」という点から見れば、「粘り強い戦いを見せている」ともとれるが、4試合中、3試合は、先に2セットを取りながら、フルセットまで「もつれこまれている」という現状だ。トヨタ自動車戦の後、須﨑杏は「勝てるところで勝ち切らないといけないし、決めるところで決めきれないといけない。」と勝負所での弱さを悔やんだ。鬼頭朋子も「先に2セットを取ると、相手はフルセットの覚悟で挑んでくる。そこで守りに入るとやられてしまう。そうした時に立ち向かう姿勢がまだ足りない。」と自分たちの弱さを口にした。

151213005

ポイント制で順位が決まるVリーグは、3-0、3-1の勝利ならば3ポイント入るが、3-2、つまりフルセットになれば勝利しても2ポイントだけ、逆に、敗戦でも1ポイントがプラスされる。先々を考えれば、3ポイントと2ポイントの間に生まれる1ポイント差が順位に影響を与える事も十分考えられる。だから、ただ勝てばいいのではなく、勝ち方も重要になってくるのだ。

151213002

また、第2レグに突入し、各チーム、対策も強化してきており、第1レグの様に簡単にはやらせてくれない。グリーンウイングスのエースで、得点源でもある佐藤智美は、この2連戦、いずれも決定率が2割台と苦しんだ。ゲーム中も、かならずと言っていいほど佐藤のアタックには2枚のブロックがつき、仕事をさせてもらえない。佐藤は「最悪。自分のせいで負けた。セッターがブロックを1枚にしてくれているのに1本が取れないし、ラリー中にも決めきれない。」とがっくりと肩を落とした。1発勝負のトーナメント戦と違い、同一チームとの対戦が繰り返されるリーグ戦は、勢いだけでは決して勝ち抜くことはできない。

151213001

9人制から6人制に移行したグリーンウイングスには、戦前、厳しい戦いも予想されたが、トヨタ自動車、GSSと1ポイント差の3位と上位争いを続けている。選手からも「互角に戦えている。」という声が聞こえてくるなど、リーグ優勝というものも十分狙える立場といえよう。他方、ライバルたちも新参者には負けられないというプライドもあるだろう。試合を重ねるごとに、チームとしての成長、相手の分析は進み、ゲームの中でも様々な、変化、対応を求められる。だからこそ、勝負どころをしっかりとらえ、勝負強く、勝ち抜いていかなければならない。ここからの試合は、より隙がなく、差がない試合が続く事になるはずだ。技術、戦術面の強化はもちろん、メンタル面でもさらに強いものを出せるかどうか?リーグ中盤に入る中、グリーンウイングスが優勝をつかむためには、勝負強くなれるかどうかがポイントになりそうだ。

優勝は決して夢ではなく、実現できる目標だ。グリーンウイングスは、いつまでも「異色の経歴チーム」として、特別な見方をされるチームではない。Vリーグチームとして、VCL2のヒロインとなるために、本当の勝負はここからだ。

151213003

VCL2 東京・羽村大会

12日 ○GSS戦 3-2(25-23、25-20、18-25、18-25、15-11)

13日 ×トヨタ自動車戦 2-3(25-20、22-25、25-22、21-25、11-15)

 

VCL2 12月13日現在

1位 トヨタ自動車 3勝2敗 10ポイント

2位 GSS 3勝2敗 10ポイント

3位 群馬銀行 3勝2敗 9ポイント

4位 プレステージインターナショナル 2勝3敗 4ポイント

5位 ブレス浜松 1勝3敗 3ポイント

キラキラうちわで応援しよう!?

開幕節のホームゲームでてっぺいさんが持ち出したのが、「キョンちゃん&センちゃんLOVELOVEキラキラうちわ」です!

IMG_20151115_143258

お揃いの緑のシャツに、ステックバルーンで応援するのが基本のグリーンウイングス応援席で異彩を放ちまくりですが。。。でも、てっぺいさんのチームや選手たちに対する想いは伝わるんじゃないでしょうか!?

IMG_20151115_143305

12月の東京都羽村市でのゲームにも駆けつける予定のてっぺいさん。キラキラうちわが舞ったら、「あ!ハグてっぺいだ!!」と注目してください。

なお、応援に力が入りすぎて、試合や周りに迷惑がかからないように気をつけてくださいね!(笑)

放送が「月2回」から「隔週」に変わります!

FM GUNMA夕方情報バラエティー「ユウガチャ!」で、毎月、第1、第3月曜、17:10頃から放送してきた群馬銀行グリーンウイングス応援コーナー『Fly High Green Wings!』ですが、チームの活躍にあわせ、より多くの方に知ってもらおうと、「月2回」から「隔週」に変更する事になりました。

隔週の方が、ちょっぴりですが放送機会が増えるんです。月曜が月に5回ある時は、中2週になる時もありますからね。

ぜひぜひ、チームの様子、選手たちの思いを放送で、この応援ブログで受け止めてください!

なお、次回の放送は、11月30日になります。ちなみに、選手ゲストは、#10 柿沼杏奈選手と#11 齋藤朱音選手のふたりです。ぜひ、聞いて下さい!