5/22放送分 Fly High Green Wings

5/22放送のFly High Green Wings!は、チームを支えるふたり、マネージャの臼井千景さん、アシスタントの丸山佳穂さんにお話を伺いました。

選手がベストパフォーマンスを発揮できるよう支えるふたりの存在はとても大きなもの。これからもチーム一丸となったバレーボールでより強いグリーンウイングスのバレーボールを見せてもらいましょう!^^

18/19シーズン 副キャプテンインタビュー 土屋智菜美選手

「初のリーグ優勝の喜びと同じくらい、いや、それ以上に個人的には悔しさが大きかった。」

それが18/19シーズンの副キャプテンに就任した土屋智菜美の偽らざる昨シーズンの思いだ。

17/18シーズンの群馬銀行グリーンウイングスは、開幕から破竹の勢いで連勝を続け、リーグの主役となった。各選手がそれぞれの立場で躍動していたが、開幕直前に右手を骨折した土屋は、仲間の活躍を眺めているほかなかった。

だが、土屋の悔しさの原因は「ケガ」ではなく、「妥協」したことだと言う。

土屋は、「みんなはケガのせいで試合に出られなかったと言ってくれるが、それだけではない。私が妥協していたことも理由だと思う。」と話し、妥協してしまった理由について、「他の選手と比べて、高校や大学での実績がないといった理由で、自信を無くしてしまった。」と振り返った。

失った自信は、彼女にピリオドを打たせかねないところまで追いつめたが、それを救ったのが、日頃から彼女を応援する職場も皆さんだった。

シーズン終了の労をねぎらう会を開いてくれた職場の皆さんは、その席で、土屋の大学時代の活躍をまとめた動画を上映してくれた。そして、土屋に対して、大きな期待とエールを送ってくれた。そんな温かい思いを届けてくれる皆さんの思いを無にするわけにはいかなかったし、声援に応えたいと思った。ならば、今ここで終わる訳にはいかない。その思いに応えられる場所はコート上しかないのだから。

副キャプテンは、キャプテンの三好紗弥香からの依頼だった。同期であり、日頃支えてくれる土屋は、三好にとってもかけがえのない存在だ。頼ってくれたからにはやるしかない。

チームの舵は、石原監督と三好が取ってくれる。「そうすれば私は、副キャプテンとして、後輩たちを導く役割を果たそう。」「自分として、しっかりとやり切ったと言える1年にしよう。」土屋の腹は固まった。

目標は「V2優勝とV1への昇格」そして、「国体出場」だ。リーグ戦だけでなく、シーズンを通して結果にこだわる思いが伝わる。また、自身については「昨シーズン出られなかったので、今シーズンはスタメンを取りたい。」と明確だ。

技術的は、うまさや特徴を持った選手は他にもいるだろう。だが、土屋智菜美の一本は、仲間を勇気づけ、チームの勢いをさらに加速させる特別な一本だ。

土屋には、長い歴史を誇る群銀バレー部が培ってきた、懸命さ、ひた向きさ、泥臭さ、そんなバレーを受け継いでもらいたい。悔しさ、苦しさを味わった土屋ならそれができるし、昨シーズン以上に難しいシーズンの中で、強い思いをもって臨む土屋智菜美の存在、プレーが、きっとチームを救ってくれることだろう。